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青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2008年05月15日

か(て)え玉

今日の昼ご飯。
自転車で5分くらいの「博多長浜とんこつラーメン 御天」本店。
天気もいいので、カレー味。


インド式ラーメン1000円、替玉150円
(海苔の絵を撮りたかったんですが、お陰で美味しそうじゃない写真に…)

「御天」も微妙に値上げをしてますな。
最近はずっと、愛想のいい女性店員さんがいますが、それだけで
店の雰囲気って変わりますよね。その方がいいって意味じゃなくね。


それはそれとして今日の本題。この店での麺の固さのレベルは、
「粉落とし、ハリガネ、バリカタ、ノーマル、ヤワメン、バリヤワ」

今日ははじめにハリガネ、替玉をバリカタで注文しましたが、
いつもは(インド式とかじゃない「ラーメン」を食べる時は)
「粉落とし、替玉はハリガネ」を基本にしています。

何故、替玉の固さを1つ落とすかっていうと、替玉は固く感じられるから。
今回のバリカタだって、はじめのハリガネ以上に固く感じましたよ。
だから、なんなら2つ落としてもいいくらいなんです。

…てなことを(たとえばSNSなんかで)発言するとですね。

「替玉だから固いなんてあり得ない」
「はじめの麺を食べ終わったあと、すぐに替玉食べるから固いと錯覚してる
 だけでしょ?」
「気持ちがリセットされるから、そう思ってるだけじゃねーの」

なんて具合に一蹴されてしまうんですが、ホントですか?
そうなのかなあ〜。違うと思うなあ〜。もう絶対違うと思うなあ〜。
世界を敵に回しても違うと思うなあ〜。
「そうかもしれませんね、アハハ」ってレスしてても違うと思うなあ〜。


味に関しては、基本的に利己的万歳だと思うので、
「何か言ってる」「そういう意見もある」と受け止めていますが。

ただ、「なぜ替玉が固く感じられるか?」の理由が、

【はじめの麺は、スープに入っている時間分、更に余熱で加熱されるから
 少し柔らかくなる】(具を乗せるなどの時間がプラスされるから)

なのか、
【替玉はすぐにスープに泳がせないので(運ぶ時間があるので)少し渇いた
 状態になるから、その分、口当たりが固くなる】

なのか、
【麺を入れた時のスープへの馴染ませ方が店の人と違うので、違いがでる】
なのか、ひょっとすると
【替玉からは食べるペースが落ちるので、わざと1ランク固く茹でている】
ということなのか…

それは断定できませんけどね。プロじゃないし。
でもそんな風に考える方が自然じゃない?  
Posted by 青木 健 at 19:29Comments(0)TrackBack(0)

2008年05月14日

荻窪の遺伝子

長野・聖火リレー警護の警察官の一部は、ある命令に良心が咎めて泣いたとか。

深い意味はありませんが。


先日、荻窪での「開運」の利き酒会に行き、しこたま飲んで食ったのに、
夜中の帰り道、教会通りの「さいたま屋」でつけ麺を食べてしまいました。
しかも大盛(300g)。スープ割り。酔いってコワいね。
「隙間で食っとかないと、いつ食えるかわからないぞ」という強迫観念が、
開運パワーで増幅されたんでしょう。


つけめん650円

この「さいたま屋」に大勝軒のDNAが流れていることは、
ラーメン好きには結構知られた事実だろうと思います。
ということはですね。その源流を辿ると、こういうことになりますか。

・・・・・・・・・・・・・・・・

「丸長」荻窪
  ↓
「栄楽」阿佐ヶ谷(閉店)
  ↓
「大勝軒」中野
  ↓
「大勝軒」東池袋(移転)
  ↓
「豪快」大和→六会日大前
  ↓
「豪空」大和(閉店)
  ↓
「さいたま屋」浦和(閉店?)
  ↓
「さいたま屋」荻窪

・・・・・・・・・・・・・・・・

修行や店舗展開を繰り返し、荻窪の北口と南口で出会ってしまった、
…というなんとも因縁めいた、不思議な巡り合わせ。
「丸長」にはなんの影響もないと思いますが。

しかし、味はもはや「丸長」とはまるで似てないですね。
東池袋から独立した方は、誰も丸長のれん会には入っていないとのことですし。
「豪快」も東池袋大勝軒から離れた味作りをしてると聞きますが、
食べてないのでなんとも。

「さいたま屋」さん、あちこちに支店出してますが、
どうせ先祖返り(場所がね)を果たすなら、「丸長」に対抗して、

         「角短」

って名前で営業するのはどうか。…「丸長」の長は「長野」の長だけども。

で、つけ麺も逆に“かけ麺”とかにして、
「麺の方に、ちょっとずつスープをかけながら召し上がってください」
なんていうヘンなことをしたりして。
(昔は、つけ麺をそうやって食べる人、いたよね)

でもって、接客がもの凄く丁寧で…(^-^;  
Posted by 青木 健 at 20:55Comments(2)TrackBack(0)

2008年05月13日

クセがありま鮮魚?

今年に入ってからの鉄ちゃん達は、さぞ大忙しだろうと察せられます。

それはさておき。

もう昨年Xmas前のことですが、香門ピカイチさんと西永福の「臨機」へ。
「鮮魚系」で話題の新店(昨年7月開店)。
知らなかったのだが、久保田利伸から贈られた暖簾でも有名らしい。
その久保田暖簾をくぐって店内へ。

我々ラーメン好きは、「アラカラ」の天恵を授かり、
「千ひろ」の産湯に浸かり、「くにがみ屋」の洗礼を受け、
「生粋」に学び、「海神」で啓蒙され、「いつ樹」で鍛えられているから、
スンナリ味わえますが、一般の方はどうなんでしょうね〜?
何の予備知識もなく、いきなりこの鮮魚系ラーメンを食べたら。
素直に「美味しい!」となるんだろうか?

鮮魚系についてよく「クセや臭みはまったくなく」という言い回しが
適用されるけど、本当にそうですか?
店にもよるけど、わたしはかなりクセを感じます(嫌いということではなく)。
どっちかっていうとそのクセこそが最大のウリのような…違うんかな?

レンゲでスープを飲むときは美味しい「アラ汁」として味わえる
(独特のクセを許容・味わいとして認知できる)けど、
麺を啜って「ラーメン」となると、その印象にずいぶん開きがある。
味覚と嗅覚の使いどころが違う、とでもいうのか…。

この鮮魚系について、命名者のラーメン王・石神さんは
まだ一押しのトレンドとして、そこまでの大プッシュはしておらず、
問題点として流通が完備されていないということをあげていますが、
味においてもクリアすべき大きなポイントがあるような気がしてならない。
的確な言葉は見つからないのだけど。

で、この「臨機」、
メニューや店内を見れば、ゆっくり飲んでもOKな感じだ。
駅前だから帰りがけに寄れるし、そこそこ遅くまで営業してるから、
むしろそう利用してもらいたいという地域密着な想いがあるのでしょう。
(実際、お一人で空のドンブリを横にずっと飲んでる方もいたし)
でも、あまり飲食店が多いとはいえないこの街で、
あのラーメンは受け入れられるのかな?
「苦手なら来てもらわなくても構わない」という姿勢で、
繁華街や激戦区にあるのならわかるんだけど。

「地域密着を目指してしてそうな立地や、店の雰囲気」と、
「その先鋭な味」に、どことなくギャップを感じたのであった。
ご飯時にガラガラだったし。今はどうなんだろう?

ラーメンの後、わたしのよく知っている店で酒を飲んだのだが、
最後に頼んだのが、強い芋焼酎と小肌刺しという、相当ミスマッチなチョイス。
それぞれ食べたかった&飲みたかったんだけど、
わたしの選択こそが、それこそ違和感あり過ぎでした…。  
Posted by 青木 健 at 23:38Comments(2)TrackBack(0)

2008年05月12日

チープイーターズ

まず「安い話」。続いて、「安くて重い話」。

仕事上、夜更けてようやく夕飯ということも多いので、
近所の「福しん」はなにかと重宝します。麺類はあまり食べませんけど。
ラ博のミニとかは別にして、半ラーメンみたいなのはカウントしません。
あれはスープみたいなもんでね。

「福しん」で定食につけられる「おともラーメン」も同様。
マイ基本メニュ−は「A定食(レバニラ炒め定食)」の「おとも付き」。

ご飯を半分くらい食べたら、そこにレバニラ炒めをかける。
わたしはこれを密かに「A丼」と称して、毎回必ず行います。
先日、隣にいた品のいいスーツ姿の男性(久米宏似)が、わたしより先に
A丼作ってるの見て、「やっぱりね!!」って握手したくなりました。
これって要するにレバニラの汁が惜しいわけで、その汁を染み込ませた
ご飯も食べたいわけだ。
オリジナルで「食べ方」のバリエーションを変えるのって、
昔からある客側のWテイスト(笑)とも言えるけど、貧乏臭いよね。

それで思い出した、「安くて重い話」へ。

数年前、ある女性からヒドい目に合わされたことがありました。
その人はわたしに隠れて、わたしの親友たちを乗っ取ろうと謀ったのです。
わたしは「?」だらけでした…。  続きを読む
Posted by 青木 健 at 14:48Comments(2)TrackBack(0)

2008年05月11日

ふたつめの人生

数日前にも書きましたが、
うちに「『セカンドライフ』に出店しませんか?」という電話がありまして。
★セカンドライフを知らない人はこちら

今まで得ていた情報では、とくに悪い印象なんか持ってなかったんですよ。
というか、むしろ「面白そうだな」と思ってたくらいで。

しかし携帯電話で話し中だったのを切って、電話応対したもんですから、
営業マンが出て「今お時間よろしいでしょうか」という一言すらないという
時点で、軽くイラっとしました(電話を切らせないテクですね)。

電話してきた男は、いかにもテレアポ慣れした口調で営業トーク。
「お試し期間・2ヶ月無料」とか「すでに1200社が加入」とか
「yahoo!や楽天と違ってマージンは取りません」とか、サービスを羅列します。
ああいう喋り方って、生理的にダメなんです。
(はねトビの「恋の虜 グローバルTPS物語」を思い出します)

で、ラ部もそのヴァーチャル空間に「出店しませんか?」という
勧誘の電話だったわけです。

「どうせ夏を前にしてコンテンツ不足なんでしょ」と言うのは控えましたが、
よく考えてみてください。おかしいですね。
ここを読んでいただいている方の半数以上はご存知のことと思いますが、


今、ラ部には商品がありません。


出店したところで何も売ることは出来ません。
つまり電話をかけてきた人は、トップページすら読んでいないんですね。
もちろん商品ページも観ていない(現在はありませんしね)。

誰がそんな杜撰アバウトな人間の口車説明に耳を傾けられますか?

てっきり恥ずかしさのあまり「失礼しました」って切るかと思いましたが、
ツラの皮が5センチくらいあるのか、心臓が剛毛に覆われているのか、
まるで平気なご様子で食い下がってきます。すばらしき営業根性。

「うちは、ラーメン屋さんと契約して作るんで、そう簡単に次々作るって
 わけにはいかないんです。だから確実な予定も立てられないんです」
と答えましたが、

「でもあれですよね、夏には当然商品できてますよね?
 (笑いながら)じゃないと…ですもんねえ〜
 その頃、またお電話させていただきますから!」

この人は、人間はどういう態度をしたら怒るのか、知らないようです。
忘れちゃってるんでしょうか。忘れたフリなんでしょうか。

うちのお客様は、冬だろうが買ってくださるんだよ!!
Tシャツを安さや流行だけで選ぶような人は1人もいないんだよ!!
見下すのもいい加減にしろ!!

…と叫びました。心の中で。

ま、この手の勧誘というのは電話でもメールでも時々あるわけですが、
単にリスト的なサイト見て絨毯爆撃かましてるんで、バレバレなんです。
インディーズTシャツ屋さんの意見などをネットで探すと、
ダークネスな評判もけっこう出てきます。

なんだかね、言葉は丁寧なんですけど
「はじめから上にいるスタンスでいれば、そのまま上下関係でいける」
みたいなスメルが臭うんですよ。
「出店、させてやってもいいけど」という高慢臭。
「あれあれ〜? やってないの〜? ほんとに〜?」
みたいな前提ロジックで語ってくるのも、中学生的です。


わたし、正直言っていわゆる「営業マン」にいい思い出がありません。
むしろ悪い思い出ばかりです…。
どこかにいる人間的な営業マンさん、この色眼鏡を払拭してください。  続きを読む
Posted by 青木 健 at 15:03Comments(2)TrackBack(1)

2008年05月10日

脳タイム

昨夜の帰り道、腕時計とにらめっこしながら「若月」へ飛び込む。

賑やかに談笑する30歳前後の会社員3人組。
ひとり焼きそばをアテに飲む、同性代くらいの男性。
「宇都宮の餃子より、絶対に美味しい!」
と昂奮気味に力説する若い女性は、生餃子の持ち帰りらしい。


手打ちラーメン400円(ん? 410円だったっけ?)

通りすがりにしか、ラーメンを食えない現状。

現在ご依頼をいただいてるのが12社。
仕事内容だと18件。枚数にするとおよそ30、カット数で分けると…
…考えないようにしています。
(訂正:13社、20件でした)

こんな時ほど、前々からの約束があったり、急な依頼も急な直しも多発したり、
ときには仕事より優先すべきことも増える。

ラーメン食ってる場合じゃないが、時間のない時こそ頭は
「どの隙間でなら、どの店でなら食べられるだろうか」と働いている。  
Posted by 青木 健 at 16:27Comments(0)TrackBack(0)

2008年05月10日

ラーメンポテンシャル

今日は打ち合わせでした(途中からお酒を飲みながら)。

そこで、某大手広告代理店のプロデューサーさんと会ったんです。
まだラーメン屋さんが誰もやってない(であろう)ことについて話しました。
わたしのプラン(夢)と、その方のスキル、ノウハウをもってして
それを実現することで、

「来年のラーメン業界の売り上げを3割上げる!」

というのが最終目標、というところまで話しました。
ええ、その方にもわたしにも、まるでメリットのなさそうなことですよ。

その「気概」にお金を払おうっていう侠気のある人、出てくるのかなあ。
出ないと思うなあ〜(^-^;

でもいいんですよ。
確かに趣味で終わらせたくないけども、そもそもが余計なお世話ですし、
やりたいからやるんだし、究極、ラーメン屋さんたちが儲かるならいいわ!!

ちっちゃいことです。カスみたいなことです。アホ過ぎることです。
でもやります。言ったからやります。

まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ、
ラーメンには可能性がある。  
Posted by 青木 健 at 02:10Comments(4)TrackBack(0)

2008年05月09日

ジュクエリア

前エントリーに書いた通り、
今夜の「VVV6東京Vシュラン」は新宿ラーメンのランキング予想バトルでした。

某SNSの自分のラーメンコミュニティにも、こんな書き込みをしておいたんです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
麺屋武蔵、蒙古タンメン中本、くじら軒、古武士、はやし家、若月、岐阜屋、
神座、熊楠屋、桂花、利しり、竈、なんでんかんでん、むろや、三代目○助、
しろ八、青葉、もちもちの木、二郎、風雲児、いなば、ばくだん屋、海神、九ちゃん、
はじめちゃん(竈2)、佐高、大勝軒十五夜、ひるがお、ぶちうま、北の大地…

さ〜て、どこが出るのかな〜?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

やっぱり「風雲児」とかカタいんかね〜意外と「黒門」や「ティーヌン」が出たり?
大穴は「大島ラーメン」? いや「しらい」だー!
なんて思って観始めた。

で、結果は……どこも出なかった。


1位「二代目 海老そば けいすけ」海老そば
2位「そば処 香名屋」黒豚ラーメン
3位「桜吹雪が風に舞う」とんこつしぼり、豚トロまんぴか

番外編:ゲスト水野真紀のダンナの故郷徳島のご当地ラーメン
    「うだつ食堂」肉そば玉子入り

…ですと。
いきなり高田馬場って、どこが新宿ラーメンだっつの。
それは新宿“区”ラーメンだろが!
番組では「新宿エリア」なんて言ってたけど、
高田馬場を新宿エリアっつー人間がどこにいるんだよ!

それはともかく「桜吹雪が風に舞う」って、久し振りに名前聞きましたね〜。
あれ? 今回のランキングは、確か「ラーメンフリーク100人アンケート」
のはずでは…

いえ、あからさまに異論を唱えるほど強腰ではないですが、
このラインナップ、ひどくバランス悪いような…

ハッ、もしかしてそのアンケートって、今回の3軒の名前が書いてあって、
「どこが一番食べたいですか?」みたいな形式なのでは…

それって……(以下自粛)


そのあと「花の料理人」では、けいすけさん本人が出ていて、
「ギャング」とか呼ばれながらすっぽんラーメンを出してましたね(^-^;

ゲストの矢吹春奈さん、見た目は200%いいのに、男運はかなり悪そう。  
Posted by 青木 健 at 02:35Comments(2)TrackBack(0)

2008年05月08日

変換魅す

いまセカンドライフから「ラ部」宛に電話が来ました。
それはさておき。

今日は「VVV6東京Vシュラン」で「新宿ラーメン」ランキングバトルです。
ゲストは水野真紀さんと、お笑いコンビの次長課長ですが、今打ったら、

「自嘲化調」

という、誠にラオタな変換をしてくれて、
Macが愛おしくなり「こいつめッ!」と抱きしめました。


携帯サイト・うららの裏らーめん【ラ部サイクル】も早いもので第3回。
今回は「麺屋 武蔵」が登場。タイトルは「違う顔」です。
サイクルをしていなければ気付きにくいことについて書きました。

http://mobilers.jp/noodle/


前回の中村屋同様、サイト全体の中からピックアップしていただいています。

皆様のラーメン生活を潤沢なる意義と喜悦の涙で満たす、という気概を持って、
彫心鏤骨して執筆しております。何卒宜しくお願い申し上げます。  
Posted by 青木 健 at 16:19Comments(0)TrackBack(0)

2008年05月07日

自らに仕える事

農家において(すべての農家に共通するのか知りませんが)、

「食べるためのお金を得る業務」

は、“仕事”と呼ばないとききました。
それは“生業(なりわい)”なのだそうです。
ああそうか、という感じですよね。

では、彼らにとっての“仕事”ってなんなのでしょう?
なんだと思います?

答えは、

「未来のために行う業務」だそうです。

土壌や地質を研究したり、無農薬製法や品種改良に取り組んだりと、
お金を得るのではなく、むしろお金や労力を費やして取り組むこと。
耕すとか収穫するとか配送するとか、決められた日々の作業「以外」の業務。
将来的にはもちろんお金を得るためにもなるわけですけど。
農業に限らず、これがない状態は「停滞」であり、長い目でみれば「後退」。

よくよく考えれば「電通鬼十則」にも当てはまりますね。

わたしは自分が「趣味だと思ってやっていたことが仕事」であり、
「仕事だと思っていたことが生業」だったことに昨年気付かされました。
もちろん、どちらも大事なことですが。

いま、複数のラーメン店さんから、お仕事を依頼されています。

どのお店も様々な新展開を考えておられて、そのための素材作りがメイン。
それはスープ作りや麺打ち、お客様にラーメンを提供することとは違って、
未来のために行われている。即ち「仕事」であるわけです。

自分にとっての「仕事」であるラ部Tシャツが滞っていることに、
今、もの凄いストレスを感じています。

思考だけは4シーズン(2年)くらい先まで飛んでるんですけどね。
アイデアなんて毎日出てくるから、自分でも把握しきれない。
それだけに、歯痒さが募ります。
頭の中に拡げた地図は大き過ぎて、今の自分が歩いた範囲なんて見えん。

仕事をしよう、仕事を!


インスピレーションを持っていてはいけない。
材料を手にしてすぐにとりかかれ。     (ジャン・ギットン:仏・哲学者)  
Posted by 青木 健 at 20:37Comments(2)TrackBack(0)

2008年05月06日

G W(偶然に渡なべ)中


山本化学工業の社長さんような、器の大きさ、懐の深さが欲しいです。
それはさておき。

3日は浜町で打ち合わせ。少し雑談などもしつつ、4時過ぎに失礼する。
さてと地図を開いて考える。よし、ゆっくり歩いて茅場町へ行こう。
目指すは「八島」だ。
水天宮前で「あっ…『しばらく』やってる…いや、初心貫徹!」

と振り切るも、意外に近い。これじゃあ少し早く着いてしまうなあ。
道の反対側に本屋さんがあるから、あそこで時間潰そう。
道を渡ってと…って、道の向こうから歩いて来たその人は…

  渡辺樹庵さんじゃないですか!

お互いに「なんでここにいるんですか??」奇遇すぎますね。
ゴールデンウィーク、初めて通る道、
こんな場所にいるはずもないのに(C)山崎まさよし。

…で、「八島」はGW連休中。だから調べてから来いってのよね。
女友達から、昼に「らーめん天神下 大喜」に行ったとメールがあった。
よし、それもいいな。湯島へ向かう。
いっそ、とりそばとらーめんを両方いくか、それともうめしおか?
悩んじゃうな〜…って、また閉まってる……

これが世に聞くOOSAKI病か。
これはもう、行けってことでしょう。「渡なべ」へ。

東西線で、高田馬場下車。珍しく、裏通りから来訪。
はれ〜、いらっしゃいもなにもナシかー…いいけど…水もなしか〜…
男3人にカップル1組。カップルにも水は出てない。水は品出しと一緒?

カップルの方にらーめんが出されると、女の子が「お水ください」。
で、わたしのとこにもお冷やが出されました。んも〜。


味玉らーめん900円 写真ボケてますね

なんだか久々に魚介豚骨をいただいたような気がしますね〜。
渡なべに限らず、濃いめの魚介豚骨はつけ麺の方が好きですが、
やっぱりわたしは基本ラーメンの国の人。で、汁まで完食。
この「完食」って言葉、「TVチャンピオン」の大食い選手権から
生まれたそうですね。どれくらいの長寿番組かを実感するエピソード。

さ、帰ろうかと箸をしまいかけたその時…

「お箸、洗いましょうか?」

「あ、いいですか? お願いします」
洗ってくれたお店、早くも5軒目!
今年に入ってからペースが加速してますね。

「またお越しくださいませ」

いや〜、丁寧でいい接客でした(^-^;  
Posted by 青木 健 at 17:55Comments(0)TrackBack(0)

2008年05月05日

ええ本

滝川クリステル嬢の、胸元の2つのホクロに、目眩を覚えました。
それはさておき。

文字が流れるネオン看板に出ていた「まつげパーマ」という文字の
「つげ」部分が横目に入り、「つけ麺!?」と道を戻るようなわたしなので、
本屋で「ぼくがラーメンを食べているとき」という絵本を見たときも
すぐに手に取っていました。

その絵本は、ぼくがラーメンを食べているとき…から始まり、
その時○○ちゃんは××をしていて、その○○ちゃんが××しているとき、
△△くんは□□をしていて……とリレー方式に続いていく。

途中で、その範囲が近所を飛び出したとき、
「ああ、これはおそらく……」
と結末が想像ついた。

…やっぱり真面目というか現実的というか哀しいというか、
決してホノボノはしない結末でした。

ああしかし…
しばらくは、ラーメンを食べるたびに思い出しそうだ…。
ぼくがラーメンを食べているとき…世界のどこかで……  
Posted by 青木 健 at 22:31Comments(0)TrackBack(0)

2008年05月04日

コールで凍る

青山テルマは好みの顔ではないのに、なぜだか妙に可愛いく思えます。
それはさておき。

多賀野のあと、急遽、五反田で働く友人・N君と飲むことに。
ガード下で飲みつつ話していると、ラーメンの話題に。

N君は最近、生まれて初めて二郎を食べたという。
二郎に詳しい知人に、某二郎(わたしは未食店)に連れて行ってもらったそうだ。
味についてはさておき、彼はたいへん憤慨したそうである。
味や量のことではない。例の、コール(呪文)について。

「『どうします?』ってなんだよ。あれは人をバカにしてんのか?!」

〜ラーメン二郎を知らない人のための解説〜
 二郎ではまず大きさ(小・大)についての食券を買います。
 で、ラーメンが出来上がると、無料のトッピングを聞いてくれるのです。
 主に「野菜、カラメ、ニンニク、アブラ」の4つを入れるかどうか。
 (野菜は増量、カラメは味を濃く)
 で、「野菜、ニンニク」などと答えて乗せてもらうわけです。
 これを通称「コール」というんですが、
 その時にはたいがい「ニンニク入れますか?」って聞いてきます。
 その聞き方なら、コールのよくわからない一見さんでも、
 「はい」とか「いいえ」で答えられるんですけど、店によっては
 「どうします?」とか「ハイ次の人〜」とか言うんですね。


確かにそれだと、トワイライトゾーン以外の何ものでもない。
頭にたくさんの「?」が浮かぶだけでしょう。
N君はその知人から、そこそこレクチャーを受けていたそうですが、
やはり咄嗟のことで、どうしたものか、混乱したそうです。

「しょうがねえから『普通でいいです』って言ったけどよ〜。
 あんなの、一見に恥をかかせる以外の何モンでもねえだろ。
 なんか常連みたいのがニタニタしてやがるしさ。帰ろうかと思ったよ」

…そういう残念な輩は確かにいるし、それがまた彼らのイビツな喜びを
かき立て、恥をかいた人の足を阻むスパイラルを作り出す。

泉昌之さんの名作「新さん」の第一話「マシマシ」では、
突然のコールに戸惑い、意に反して媚び諂い、自己嫌悪に陥る新さんの姿が
面白おかしく描かれている。新さんはラストに、
「テレっくさくて もう行けねえよ あの店…」と思いながら帰るのだ。

N君は、自分の仕事、業務として
「お客様がなんの知識もなくても便利に製品を使えるような工夫」に
努力と誠意を尽くしている。そして横暴なクレームにも耐えて謝り、
さらに品質と使いやすさの向上に研究を重ねている。
だからこそ許せなかったんだろう。
「客側が知ってて当たり前」という不親切さや理不尽さが。

たとえば、恥をかかないようネットで前もって調べてから行くなんてのは、
姿勢としてイヤミだよね。
何も知らずに入っていき、「ラーメンひとつ!」の方が精神として健全。
それで通るのが普通だし、それが基本だ。
しかしわたしはラーメン好き。ラーメン側を擁護したい。
N君にも少し、理解してもらわなければ。

「あれはあくまで『無料』のトッピングだから、ほんとにオマケというか
 サービスの範疇なんだよね。だからおおっぴらに書いてないというか」

「それが、イコールあの態度でいい、っていう理屈にはならんだろ。
 だったら知っている人間だけがオーダーできるような工夫をしとくべき。
 それができないんなら、説明を書いておくしかねえだろうが。
 『初めての方へ』みたいなさ」

…いちいちゴモットモです。
店舗によってはちゃんと書いてあったりもするんだけどね…。
そうか、どう伝えるべきかわかったぞ。

「あれはさ、元々ああいうカタチで店を始めたわけじゃなくて、
 ほんとに客のワガママから出て、店のサービス精神がそれを享受して、
 客と店とのやりとりの中で、長い時間をかけて形成されていったシステム
 なんだよ…だから言ってみれば…もう『文化』なんだよね、二郎の」
(—っていうのは本店だけに通じる理屈ですけど、そこは内緒で)

するとN君は腕を組んで沈黙した。

「文化……文化か。そう言われちゃっちゃあ、しょうがねえか…」

こうしてN君は納得してくれた。
まあ、客観的にみれば詭弁なんだけどね。
我々ラーメン好きには、「だって二郎なんだし」っていう気持ちや、
ラーメン好きならではの情報があるから、そこはあまり問題視しないというか、
むしろ「わからなくてゴメンナサイ」っていう卑屈さがあったりするけど、
それは都市伝説的に広がったことによる、例外的で特殊なケースだ。

だってわたしも、二郎以外の店で同じような目にあった時、
やっぱり激怒したからね。
「先に説明しとけやー!!」って。  
Posted by 青木 健 at 23:22Comments(0)TrackBack(0)

2008年05月04日

ラーメンダイヴ

「猫の品格」って本を出したら売れるような気がしています。
それはさておき。

一昨日は「中華そば 多賀野」へ。
こっそり取材も兼ねていたんですが、要は食べて帰っただけです。

2月に来た時には、目当ての中華そばが食べられませんでした。
そのあと、実は1度リベンジしに来たんですけど、
なんだか(気分的に)不発に終わったんです。

そのときは、女性と来ていたんですね。ほとんど初対面に近い人と。
これまで多賀野に同行した女性は3人いますが、
多賀野にはやはり1人で来るべき(もしくはバラバラで入るべき)です。
ひとりで集中して食べると、味の感じ方が全然違う。

多賀野を充分に知っている人ならともかく、初めて行く人が一緒だと、
期待に添えてるんだろうか?とか、その反応が気になっちゃったりとか、
紳士たるもの、食べ終わる歩調を合わせなきゃ…とか、ずっと考えちゃう。

味を決めるものは、およそ60項目くらいあるとわたしは考えています。
その中には「同行者の有無や、その関係」というのも含まれるわけで。


中華そば650円

ひとりで向き合うと、味の網の目をすり抜けて進むことができる。
2つのチャーシューの違い、スープの複雑な織り重なり、
繊細さと大胆さの妙…そういったものが、ハッキリと姿を現してくる。

中華そばの中に飛び込んでいるような、周囲の音が消えて行くような、
世界にわたしとこの中華そばしかいないような、そんな感覚。
それはもう、なんかちょっと泣きそうなくらい五感を震わせる、
めくるめく多賀野ファンタジー。

余人の入る隙間なんか、ないのさ。  
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2008年05月04日

スパイスボーイズ

半田健人さんと大野智さんは、年下だけど手放しでスゴいと思います。
それはさておき。

前エントリーで、スパイスについて触れましたが、スパイスつながりでひとつ。

昨年、某ラーメン店で食べていたところ、ある若手の評論家さんが、
店主に質問をするシーンに遭遇したことがあります。

メモを取り出し、あれこれ訊いているんですが、
そんな場面に出くわすこともないんで、思わず耳ダンボ。
質問は修業先のことから麺やスープ、そして具に及び…


評論家「このチャーシュー、ウーシャンフェン(五香粉)とか使ってます?」

店主「…えっ? ウーシャ…なんですか?」

評論家「えっとですね。ウー シャン フェン、使ってますか?」

店主「…いや、とくには…」


…横で聞いていて、失笑しかできませんよ。これは。
いやなに、彼の舌がどうだとか言いたいんじゃなくて。
本の監修までするような人でも、わからんかったりするのですよね。
基本的にそんなもんでしょうよ。

関係ないですが、その人の「ウー シャン フェン」の言い方に、
「チャン リン シャン」を思い出しました。  
Posted by 青木 健 at 14:47Comments(0)TrackBack(0)

2008年05月02日

顔バレ

イチゴ大福を撮影したら、フェイスキャッチテクノロジーが働きました。
それはさておき。

昨日のお昼は、三たび「CIQUE」へ。
醤油は好みと違ったので、塩の再確認にバオー来訪者。
ランチは麺大盛りが無料だそうで、乗っとこハム太郎。

しまった、つい別メニューを頼んでしまった。
前回は「塩ラーメン 白玉子入り」ですよ。
今回は「塩ラーメン 麺大盛り」ですから。
えっ?同じだろ? いんや、別メニューですっ!!

2時近く。お客さんは2人。客の勝手なワガママでいうと、
ずっとこれくらいの感じがいいね。そうもいかないだろうけど。


塩ラーメン700円が出てきました。


「そ〜ですよ、コレコレ。写真を撮って、いただきまー……」

すると店のご主人が話しかけてきたではないですか。

あの、もしかして、青木 健さんですか?


な、なんで? どして?

ご主人、先日のブログ記事(12)を読んでくださっていたのでした。
で、その日に2日続けて来ていた客といえば…というわけ。


突然のことでちょっと恥ずかしかったですが、
色々と尋ねたかったことが訊けて楽しかったです。

肝心のラーメンの方は、や〜、やっぱりたまらんかったですね。
でも大盛りじゃない方が好みかな。スープの味もどことなく違って
感じられるのはそのせいかも? 次に来たら普通の量で。
あ、でも数量限定のつけ麺もオススメされてますしね。悩みます。

そうそう、マイ箸も洗っていただきました。4軒目です!
もしかして、よくわたしがここで書いているからでしょうか…。
すみません。混んでるときはいいですので…。

各ブログではスパイスの扱いについて定評があったりもするんですが、
個人的には「そうかな〜、スパイス効き過ぎじゃない?」と思ってました。
でも昨日いただいたチャーシューは、微妙に感じる程度でとても良かった。
聞けば八角を減らし、シナモンをやや前面に出しているとのこと。
なるほどね〜。

このなんだかわからないけど普通とはちょっと違うかも
という感覚は、もしかして大切なのかもしれない。
「あとを引く」という意味において。

以前に久住昌之さんの文章を引用して書いた、
「つづく」と「完」の違いというのかな〜。

わたしが今までで、最もそれを感じたのは「神無備」の今はなきメニュー、
神無備そば。あれもやっぱり、各種スパイスを使ってましたね。
帰りの自転車で、そんなことを考えました。  
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2008年05月01日

下方は寝て撮れ


「CLUB KEIBA」じゃなくても、蒼井優ちゃんがいればどこでも入ります。

それはさておき。

もともと、ラーメンが来るまでに割り箸を割って(今はマイ箸ですが)
グラスに乗せ、腕まくりをして待っているようなわたしなので、
どちらかというと、ラーメンの撮影には反対派です(撮影、してるくせにね)。

むかし、有名な某評論家さんが、2分くらい時間かけて撮影してるのを見て、
なんだかゲッソリしたし、最近は立ち上がって撮影してる女性を見かけた。
ああいうのは、美味しさも楽しさも半減しちゃう気がする。

とはいえ、ブログというものに必要性を感じ、デジカメを買ったが最後、
撮らないとなんとなく落ち着かない気持ちになったのも確か。
わたしのルールは5秒以内。手間取っても10秒以内。
あとは店内の雰囲気やお客の様子を見ながらね。撮影しないこともあります。

と こ ろ で、
秋葉原の歩行者天国は、あまりの無法ぶりに逮捕者まで出てしまい、
パフォーマンス行為は禁止され、取り締まられるようになりました。
逮捕された、自称ネットアイドルだかグラビアアイドルさんは、
大股開きで被写体に収まってるので、そりゃアンタ公然猥褻だろと思いますが、
最近は単にコスプレしてても注意を受けるようです。

で、この報道で初めて知ったんですが、そんなコスプレイヤーを下方から
(つまりパンチラを狙う)カメラ小僧の呼び名を、

「ローアングラー」

というんだそうですね。
タモさんが「ストーカーって言い方はカッコ良過ぎるだろ!」とか
「ニートじゃなくて無職だろ!」って怒ったり、
みうらじゅんさんが暴走族を「おならプープー団」に改名させようとしたが
「珍走団」に決定した、などなど逃避ネーミングというのは確かにモンダイ。

「ローアングラー」も、なんだか罪の意識から逃れようとしているみたいだ。
露骨に「パンチラ撮影族」とか「股間写し隊」とか、
カッコつけたいなら「マーシーリスペクター」とかにしましょう。

わたしは、ラーメン写真としてはかなりローアングラーですね。
(「ロー」ではないですけど)
これ以上はドンブリしか写らないので限界ですが。

今度完全なローアングルで撮影してみようかと思います。
きっと卑猥な気分に……なるはずありませんね。  
Posted by 青木 健 at 23:36Comments(2)TrackBack(0)

2008年05月01日

あした天気になあれ

電車に美女が乗ってくると、その美女を見たいはずなのに、
「その美女を見る、周囲の女性たちの視線」に目が行ってしまいます。
いやらしいわたしです。

それはさておき、昨日のこと。

朝、電話で久米繊維さんに打ち合わせをお願いし、午後、錦糸町へ。
数時間後、打ち合わせが終わり、すぐ脇にある「匠屋※」へ
行きたかったのだが、残念、中休み中。
そうだ、両国まで歩いて、久々に「まる玉※」へ行こう!
両国駅に到着し開店時刻の17:30まで安カフェで仕事して、「まる玉」へ。

…ガビーン!(死語)
ショッキンぐぅう〜!(トレンド)

GWの臨時休業…ああ、ネットで確認しとくんだった。
さすがに「匠屋」に戻る気にはならず、しばし思案…
…よし、浅草橋の「幸貴」にしよう! まだ行ったことなかった。
出来た頃はけっこう話題になったもんだけどな。最近じゃあまり聞かない。
記憶を辿ると、チャーシューに特筆すべきものがあったはず。
ガード下にある小さな店舗。滅多に食べないチャーシューメンをオーダー。
お、ビールは赤い星(サッポロラガー。わたしはこう呼ぶ)だ。
頭上を過ぎる電車の音が、ベースのように低く大きく響く。

かなりコワモテのご主人。でも優しい。
ご主人の手からドンブリを受け取ろうとしたら、
「いや! いいから! 熱いから! ヤケドしちゃうからっ!」
は、はい……って、カウンターからはわたしが下ろすんだけど(^-^;


チャーシューメン850円(…タイトルはそういう意味です…)

ん〜。わたしはキライじゃないけど、そんなに持ち上げるほどだった?
「共楽」とか好きな人なら好きかも。あんなに魚っぽくないけど。
イメージだと「初めに少し煮込んで、そのあとコトコト」みたいな。
麺の質感や太さも、タレの強さもなんとなく似てる。
見た目もなんとなく似てるよ)

5枚乗るチャーシューは脂のついたモモ(だよな)。
内側は桃色で、これもイマドキじゃないけど、たしかに美味しい。
こういうラーメンって、仕事帰りにフラっと立ち寄って食うとウマいよね。
料理性が…とか言っちゃ野暮な1杯。

ドアを締めてから「ありがとうございました!」という大きな声が響いた。

このあと、実はもう1軒行ったんですが、それは諸事情により来月書きます。
…思い出せたら。


新橋駅で、怒号を張り上げ髪を振り乱し、携帯の着信について追求する女性と、
言い訳しつつ早足で逃げ回るスーツ姿の男性を見ました…。見てるだけで気が重い。


※「匠屋」 新小岩から移転したお店。南高梅入りという塩が目的でした…。
 「まる玉」鶏白湯のお店。生からし入りが目的でした…。  
Posted by 青木 健 at 12:40Comments(4)TrackBack(0)

2008年04月30日

飽きるということ。

部屋がカオスの様相を呈してくると、なぜか「アキラ」が読みたくなります。
そんなことはさておき。

前エントリーで「龍虎鳳」について書きましたが、満足したとはいえ、
そこまでの贅沢は年に数回でいいかな、とも思います。
そういうものも、ぬるま湯や逆境と同じように、慣れるものですからね。

星のある店に行き、3つある店に行き、常連になり、世界の店を巡り、
最終的には「冬山に登って、餌がなく山芋ばかり食べている猪を撃ち、
腹を裂いて腸を取り出し、その山芋の腸詰めを炙って、山葵醤油で食う

…までいかないと収まらなくなる。猟師免許からかよ。

そう、慣れる。

反面、最近の若い人は、かなりハッキリと物欲が消えてるらしいですね。
お酒も少し前に比べて、極端に飲まなくなっているそうですし。
それは要するに「物」と「欲」をはき違えているのだと思います。
子供の頃にちゃんと飢えさせないから、欲が消失するんですよ。
物には慣れる。欲は満たされない限り慣れない。
「引きこもり」や「ニート」は「平和な時代の親心」の皮肉な代償だ。
サンボマスターもそこに気付いていて「欲望ロック」を書いたのではないか。
「一寸先の闇を 実感する痛みを すべて飲み込んで 欲望に変えるんだぜ」
今だからこそ出てくる、いい歌詞です。

内田百けんセンセイは美味しいお酒を持ってゆくと怒ったといいます。
「こんな美味い酒を飲んでしまったら、今までの酒がマズくなるじゃないか!」
その気持ち、わかるなあ。「飲みたいから飲まない」んですよね。
わたしのような俗物はそこまでストイックにはなれませんけど。

それでもわたしは「ラーメンを食うこと」に慣れたくない。
ある意味「ラーメンを食うこと」よりも「ラーメンを食いたいこと」を
優先したい。大事にしたいわけです。わかります?
小さな小さなハレの料理でありたいのです。

脳科学者・茂木健一郎さんによればそもそも人間は誰もが
「ネオフィリア:neophilia=新奇愛好者」であると。
自身の内面を拡げられない・他者への依存が大きい人ほど、
その傾向が顕著なんだとか。
自分の見方を変えることなく、相手にのみ変化と意外性を求め、
すぐに飽きてしまい、新しい方へ、刺激の強い方へと流れる。

自分で握った塩むすびと、豆腐ほうれん草の味噌汁の朝食を食べながら
「これにすら慣れたくないな…」そんな風に思うのでした。

それは「疑っているからこそ、信じるという行為がある」のと同じで、
「飽きる自分を発見していればこそ、飽きたくないと願う」ということに
他ならない。

そういう意味でわたしは、付き合う女の人のことも決して飽きたりしない。
…飽きられるけど。  
Posted by 青木 健 at 12:38Comments(0)TrackBack(0)

2008年04月30日

辰寅酉

先日、グルメブロガーのくにさんからお誘いいただいて、白金にある
「ロンフウフォン〈龍虎鳳〉」に伺いました。

ネットによれば現代風・上海料理、とのこと。
予約の取れないことで有名(だそうです)なお店。
ええ、その手のお店にたいへん縁遠いわたし…。
こんな機会でもなければ一生行かないでしょう(言い過ぎ)。

白金台の駅から、とっとこ小走り。道端にいた舞の海をチラ見しながら、
間に合いそうもないのでタクシーに飛び乗り、ほんの少し走ってもらう。
電気屋さんの二階というのはネットで確認してたんですけど、
ほんとに、「ここのどこに店があるんだよ!!」という外観。
二階に上がってみると、ドアに小さく看板が…


あ、怪しい……………。で、遅刻。すみません。
参加者は14人ほど。
どの料理も1人前づつ、少量で出てきます。女性は喜ぶでしょうね。


「ピータン豆腐と姫茸」
裏漉ししたのかな。もはやピータンというよりカニ味噌っぽい。
ほぐほぐした豆腐にネメッとしたピータンソース、コリっとした姫茸という
食感をソースの甘さが覆っています。意表を突くものでしたが、ゼリー状の
部分を少しでいいから細かく刻んだりして添えてくれたらな〜と思いました。


「ハグラウリと小メロンの雪菜炒め」
食材は3つとも馴染みがないですが、独特の歯応えと品のいい塩加減の一品。
自分で作るブロッコリー茎のスライス炒めの食感にも似てます。


「リーキとヨモギのソバ 翡翠仕立て」
まずリーキがわからないんですが、とろっとした口当たりと、弱いけど
しっかりした歯応えが心地いい。でもひょいっと食べてしまう量なのと、
初対面の人達の話が聞きたくて、味については短期記憶のまま忘却。


「行者ニンニクとハルサメの軽い煮込み」
もっともさり気ないけどわかりやすい美味しさ。
それでもありきたりの野菜じゃないので少し面白いかな。


このへんまではビールも飲んでましたが、ビールをやめ、紹興酒だけに。
グラスが綺麗ですね。


「マコモとアマドコロの辛み炒め」
アマドコロだかお茶処だかわかりませんが、白い方がマコモダケですね。
でもマコモダケをよく知らないので、クセのないエリンギという感じ。
たぶん切り方によって、通常の食感と変えてるのではないかな。
甘みも含んだ辛さがコリコリした食感と合っています。


「ズッキーニとレンコン ゴマ衣揚げ」
ゴマ風味の素朴な衣とサクサクのレンコン、しっとりしたズッキーニの
食感が面白いです。中華団子みたいなおやつ感覚。お茶が欲しくなる。


「フダン草の豆鼓炒め」
これがそうなんだと思うんですが、よくわかりません…。
豆鼓の味だったかなあ〜。割と野菜の味がダイレクトだったような。
でもサキサキして美味しい。酔ってるせいか、アングルがアート気取り。


ワイン2種。
銘柄とかブドウの品種とかはもちろんわかりませんが、違いはこんな感じ。
ひとつめ:(奥)香りは地味だけど、適度にコクと渋味があって好きなタイプ。
     カベルネのミディアム〜フルボディかな?
ふたつめ:(手前)とても華やかで豊かな香り。味は飲みやすいがいまひとつ。
     色も鮮やかだし、まだ若いのかな?


黒酢のスブタ。
これはたいへん美味しい。刺々しくない酸味と上品な甘み、
コクのあるソースが柔らかい豚とたいへんマッチしています。
酢豚はコドモから嫌われる料理の代表格ですが、これなら平気でしょう。
ワインともよく合いました(紹興酒とはイマイチ)。
思わず皿のソースを、これでもかと刮げ取るようにして食べてしまいましたが、
そんな風に食べてる人はいないのでした…。


カレー
東京カリ〜番長の水野さんがいらしていたこともあり、カレーが饗されました。
「中華料理屋のカレー」と紹介。さりとて葱がまったく違和感ないほどに
和の雰囲気もあり、スパイシーだが食べやすい。
この段にきてスパイスで胃を刺激されると、普通サイズの丼で欲しくなった。

メニューが書いてある黒板には他に「ホッキ貝とウドのネギ油和え」
「麺筋の鶏ナンコツ詰め温菜」「オコゲの豚ヒレ肉あんかけ」とありましたが、
出て来ませんでした。で、デザート。


杏仁豆腐。
ふわっとしてなめらか。杏仁の苦味が、香りにも味にも出ていて美味。
ああ「神無備」にも行ってないなあ〜。


お茶。緑色の方は、消化を促進するものだそうです。

それにしても食べたことのない食材ばかりで、「うめー」「おいし〜」よりも、
「ほへー」「ひょえー」「なんじゃこりゃー」みたいな感覚でした。

量も多くはないし、味よりも様々な食感を楽しんだ感じ。
そこそこお値段は張りましたが、飲み放題でしたし、面白かったです。
もう1時間くらいかけて、酒も倍くらい飲んで、
もっと話しながら食べたかった気もします。  
Posted by 青木 健 at 00:59Comments(6)TrackBack(1)