プロフィール
青木 健
青木 健foaf.rdf
青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
読者登録
メールアドレスを入力して登録ボタンを押すと、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。
解除は→こちら
現在の読者数 6人
アクセスカウンタ
Total: 49940
Today: 213
Yesterday: 267
QRコード
QRCODE
オーナーへメール

2008年05月10日

ラーメンポテンシャル

今日は打ち合わせでした(途中からお酒を飲みながら)。

そこで、某大手広告代理店のプロデューサーさんと会ったんです。
まだラーメン屋さんが誰もやってない(であろう)ことについて話しました。
わたしのプラン(夢)と、その方のスキル、ノウハウをもってして
それを実現することで、

「来年のラーメン業界の売り上げを3割上げる!」

というのが最終目標、というところまで話しました。
ええ、その方にもわたしにも、まるでメリットのなさそうなことですよ。

その「気概」にお金を払おうっていう侠気のある人、出てくるのかなあ。
出ないと思うなあ〜(^-^;

でもいいんですよ。
確かに趣味で終わらせたくないけども、そもそもが余計なお世話ですし、
やりたいからやるんだし、究極、ラーメン屋さんたちが儲かるならいいわ!!

ちっちゃいことです。カスみたいなことです。アホ過ぎることです。
でもやります。言ったからやります。

まだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだまだ、
ラーメンには可能性がある。  
Posted by 青木 健 at 02:10Comments(4)TrackBack(0)

2008年05月08日

変換魅す

いまセカンドライフから「ラ部」宛に電話が来ました。
それはさておき。

今日は「VVV6東京Vシュラン」で「新宿ラーメン」ランキングバトルです。
ゲストは水野真紀さんと、お笑いコンビの次長課長ですが、今打ったら、

「自嘲化調」

という、誠にラオタな変換をしてくれて、
Macが愛おしくなり「こいつめッ!」と抱きしめました。


携帯サイト・うららの裏らーめん【ラ部サイクル】も早いもので第3回。
今回は「麺屋 武蔵」が登場。タイトルは「違う顔」です。
サイクルをしていなければ気付きにくいことについて書きました。

http://mobilers.jp/noodle/


前回の中村屋同様、サイト全体の中からピックアップしていただいています。

皆様のラーメン生活を潤沢なる意義と喜悦の涙で満たす、という気概を持って、
彫心鏤骨して執筆しております。何卒宜しくお願い申し上げます。  
Posted by 青木 健 at 16:19Comments(0)TrackBack(0)

2008年05月04日

スパイスボーイズ

半田健人さんと大野智さんは、年下だけど手放しでスゴいと思います。
それはさておき。

前エントリーで、スパイスについて触れましたが、スパイスつながりでひとつ。

昨年、某ラーメン店で食べていたところ、ある若手の評論家さんが、
店主に質問をするシーンに遭遇したことがあります。

メモを取り出し、あれこれ訊いているんですが、
そんな場面に出くわすこともないんで、思わず耳ダンボ。
質問は修業先のことから麺やスープ、そして具に及び…


評論家「このチャーシュー、ウーシャンフェン(五香粉)とか使ってます?」

店主「…えっ? ウーシャ…なんですか?」

評論家「えっとですね。ウー シャン フェン、使ってますか?」

店主「…いや、とくには…」


…横で聞いていて、失笑しかできませんよ。これは。
いやなに、彼の舌がどうだとか言いたいんじゃなくて。
本の監修までするような人でも、わからんかったりするのですよね。
基本的にそんなもんでしょうよ。

関係ないですが、その人の「ウー シャン フェン」の言い方に、
「チャン リン シャン」を思い出しました。  
Posted by 青木 健 at 14:47Comments(0)TrackBack(0)

2008年04月29日

読みの国

あれっ? 今日って休み? 29日? じゃあ天皇誕生日?……ってことはもしかして

碇ゲンドウの誕生日
ゴールデンウィークなのっ?!!

…それはさておき(溜め息)。

先日、「SRANG」というクラブマガジンの創刊イベントで、
渋谷のClub ASIAに行ってきました。
同行者の知り合いラッパーCHRISくんが出るんで誘ってもらったんですが、
わたしは「TARNIVAL SENSE」のNAOMIさんに頭を撃ち抜かれました。

観客の中にいる悪ぶったコドモ達は見てるだけで赤面モノだし、
ラップによく出てくる「勝て勝て」メッセージも共感できないし、
HIPHOPの精神も知りませんが、モノホンは違う。
いいものはいい。凄いものは凄い。カッコいいものはカッコいい。
あとで聞いたら、ドリカムの吉田美和さんに見いだされたボーカリストらしい。

客は、わたしと違う事情で坊主頭のニーチャン達がたくさんいましたが、
みんなオシャレですね。やっぱりジャンルじゃなくてレベルですね。
そんな彼らや、あまりにもエロい女性ダンサーの若いエキスを吸って
アンチエイジンぐー!(時流)
…その帰り道でのこと。

わたしの少し前に、ヤングな集団が歩いてました。
いかにも普段、渋谷で遊んでそうな子たち。その中の女の子が、

「あ、ラーメン屋さんあるよ。ほら、えっと…『みげん』だって」

わたしは(み、みげん? 渋谷にそんなラーメン屋あったっけ?)

と焦って、女の子の指す方向を見ました。するとそこには…

「味源」が…

こんだけ長いこと、しかも大通りにある有名店「味源」ですらそんな扱いか。
よくラーメン屋さんに対し「宣伝しすぎ」とか「マスコミ大好き」とか
批判が集まるけど、それはラーメンという狭——い世界だけの話で、
もしかして世間的には全然足らないんじゃないか、と思わされました。  
Posted by 青木 健 at 12:57Comments(0)TrackBack(0)

2008年03月20日

王様は裸だ

今日は時間がないのでちょこっとだけ。

「週刊文春」3月27日号の、
「ラーメンの論点 大勝軒ブームを叱る『つけめん』にはもう騙されない!」

ですが、
見識あるラーメンフリークなら「スルー」を貫くところでしょう。
一言で言い表せば、


「相当いまさら」


なので。
わたしは2002年につけ麺に疑問を持ち、1ヶ月半ラーメンを断って、
46軒(麺の量で12キロ以上)のつけ麺を食べ比べたことがあります。
あえて書きませんけど、わたしなりの結論を得ました。

せめてそれくらいはして書いてるんだよね。プロなんだもの。  続きを読む
Posted by 青木 健 at 23:09Comments(2)TrackBack(0)

2008年02月23日

会話の素

わたしの知り合いの中で、
最も破滅的な酒の酔い方をする女性がいまして。

「わたしのこと?」と思った方も何人かいるかもしれませんが、
たぶん違います。
その方は酔った挙げ句、器物損壊、出入り禁止、喧嘩、絶縁と、
凄まじいまでのドランク・モンキーっぷりを発揮するのです。
幸いわたしはまだ遭遇してないんですが。

その人がわたしに言うのです。

「ねー、二郎Tシャツ着ててさー、
 『JIROって誰のこと? 坂上? 冠? それとも轟?』って
 聞かれちゃったらどーすんのよ」

そんなにウィットに富んだ質問をしてくる人は
今すぐにでも友達になりたいですけど、それはさておき、
そうやって質問されることこそ、わたしの望むところなんですよ。

「NO JIRO, NO LIFE.」じゃなく、「ラーメン二郎」って
書いてあれば、そのまんま何の誤解もないですよね。
でもそのTシャツは普段着として着づらい。
たぶんそれは、誰よりもお店の人が着るべきものだから。

で、「NO JIRO」を着ていても、
周囲の人間は、普通はスルーでしょうけど、
仲が良かったり、興味を持った友達とかはきっと聞いてきますよね。

「なにその“JIRO”って…」と。

「これ? ラーメン二郎のJIROだよ」

って話になると思うんですよ。
「ああ、あの二郎か」とか、
「あれって凄そうだけど、美味しいの?」
「なにそれ? どこにあんの?」なんて。

もちろん「着てる本人だけがわかってる喜び」というのが
基本にあるんですけど、
そんな風に会話になればもっと嬉しいですよ。
コミュニケーション・ツールなんて、おこがましいことは言えませんが。
今日もどこかでデビルマン。
今日もどこかで「なにその“JIRO”って…」です。

もしもどこぞの街中でそんな瞬間に出くわしちゃったら、
わたしは感動のあまりザバーって嬉ション、
もしくはそのままゴー・トゥー・ヘヴンなので、
見せないでください。  
Posted by 青木 健 at 10:11Comments(0)TrackBack(0)

2008年02月17日

文食家

皆さんお気づきかと思いますが、このブログ、
ラーメン屋さんの詳細な情報も、味の説明もほとんど書いてません。
それはわたしのコダワリ(?)でやってることなんですが。

そんな中、年末にある飲食業の人から聞いた一言が、頭に残っています。
どんな言葉かはあえて伏せておきますが、
「味を表現する文章」についての一言でした。

なるほどラーメンブログ、グルメブログは氾濫しているけれど、
その一言に足るものはそう簡単には見つかりますまいて。

それを聞いてから数ヶ月、ずっともやもやしていたので、
たまには味に言及した日記も書いてみようと。しかもラーメン以外で。
ある日の、蕎麦屋での憩い。お目汚し御免。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


2007年のクリスマス。ネオン煌めく繁華街から10分ほど歩く。
吉祥寺「よしむら」へ。

暖簾をくぐり、重い扉を静かに閉めて、店内をチラリひと舐め。
やわらかい光に包まれた店内は、寒かった外を忘れさせる。
どうみても地元客のご夫婦、家族連れ、カウンター席には
それぞれ1人で来ているおじいちゃん、おばあちゃんがいるだけ。

わたしはもうここに来たことに正解を出している。
食べる前から、明らかにいい店であるのが伝わってくるのだ。

席に着き、コートを脱ぎながらゆっくり店内を眺める。
がっしりとした木造りの店内。
綺麗な擦り硝子の電灯の灯りが低くテーブルを暖め、カウンターの奥には、
酒の銘柄をしたためた半紙が、壁を埋め尽くしている。
むろん、“絵手紙風”の甘ったれた文字ではない。
笑顔で注文を取りに来た女性定員に、
「お店のご主人が書かれたんですか?」なんて野暮も口にしない。

定番の揚げそばをぽりぽりとしながら、
客の声を聞くともなしに聞いて、待つ。

お通しには山葵の茎のおひたし。鰹節がかかっている。
安易に醤油などかけない。そのままで充分。
さして辛みもなく、ざくざくとした優しい歯応えを楽しみながら、
ハートランドの爽やかさを、ちびりちびり。

まずは煮豚。いわゆる煮て作ったチャーシュー。
今ほとんどのラーメン屋さんのチャーシューは、焼豚ではなくこの煮豚。
やや小ぶりの薄い一切れを口に入れれば、脂以外の肉の部分がほぐれ、
薄口醤油と練り辛子がしみる。
固まっている脂身が口内の熱で溶けて、それらをとろりと包み込む。
すかさずハートランドを喉へ注ぎ込む。
苦味と炭酸が舌をすっきりとさせ、次の一切れへの助走が始まる。
ほんの少し白髪葱を乗せて食べると、そこに香りと歯応えが加わり、
一層味わいが増す。もったいなくなって少しずつ切って口へ運ぶ。
小瓶など、あっという間に消えてしまい、もうひと瓶注文。

豆腐ステーキ。数種の野菜が入った味の濃い餡がかかり、
しっかり焦げ目のついた豆腐を、ほふほふしながら食べる。
上にかかった白髪葱とすり胡麻が風味を添え、印象を整えている。


続いて、めじ鮪の刺身と蒟蒻の一味焼き。酒は菊姫にチェンジ。

浅くて広い白猪口と、片口に入って出てきた菊姫の純米。
銘柄にはさしてこだわりも知識もないわたしだけど、
あまり辛過ぎる日本酒は今日は違う気がする。

めじ鮪は我々で最後になってしまったとのことで、
小さな皮身をこんがりと炙ったものを4切れ添えてくれた。
店にしてみれば棄てるものかもしれないが、こうした対応は
常連でもない客からすると、ひどく有難く感じる。
カリっとした歯応えを追いかけるように、皮の裏の脂がじゅわっと弾ける。
熱と魚の味を、残っていたハートランドで喉の奥へ。

中トロに近い部分なのか。脂分の多い赤身なのか。
しっとりとして、繊維が細かい。乱暴に噛むのが惜しくなる。
気持ち、舌上で溶かすニュアンスでゆっくりいただく。
それから舌に残る鮮魚感を洗うように酒で流す。
しばし、その幸せな繰り返し。

蒟蒻の辛み炒め(だったか。酔いのせいで忘れた)。
蒟蒻のぶりぶりとした歯応えと微妙なニンニクの香り。
しっかりとした辛味が舌を刺し、後を引かずに消えていく。
端に乗ったクワイのようなものは何かと思ったら、
大根おろしと擂り生姜で拵えたもの。
これを味の濃いかけ汁と絡め、蒟蒻に盛って口に運ぶ。
味の濃さを考え、酒はわざとぐびぐびとやる。

しまいは大葉の上に大根のツマと山葵を乗せ、薬味盛り。
醤油に浸して口へ放り込む。皿には何も残さぬ。
そろそろ心地よい、酔い具合。
猪口に残った菊姫を一気に飲み干したら、さあ蕎麦だ。

2種類のせいろの中から選ぶのは「吉祥寺」という名の細打ちせいろ。
わずかに不揃いなこの蕎麦切りを、跳ね飛ばすようにして啜り込む。
強い蕎麦の香りを楽しむというより、この喉ごしの良さで食わせるタイプ。
だからこそ2種類置いているのだろう。
あまりないくらい豊かに鰹の香る甘めのつゆが、するすると箸を運ばせる。

野暮ったさがないのでまるで飽きず、
ほとんど最後まで薬味を使うのを忘れていたほど。
次は「開田」の方を食べずにはおれまい。
いや、まだこの美味しさを確かめたくなるやも。

濃度薄めのそば湯を飲んで、また驚く。
そば湯を注いだのに、鰹の香りが華やかに立っているではないか。
蕎麦つゆに眠る鰹が、熱によって花開いたかのようである。
トロリ系の蕎麦湯でないのはこの効果のためか。
注いだ方ではなく、注がれた方を活かすとは憎い演出。
ほんの少し残しておいた酒と交互に楽しむ。

お会計して外へ出ると、火照った頬に、ぴうっと冷たい風。
思わず店内に戻りたくなったが、それはできまい。
酔い覚まし。西荻まで、歩いて帰ろう。  
Posted by 青木 健 at 14:55Comments(4)TrackBack(0)

2007年12月17日

WHOが2だって?


前回、「普通に美味しい」という言い方はどうかと思うと書いたが、
実際この言い方にかなりの嫌悪感を抱く向きも多い。
でも結構見るんだな、いろんなブログで。
かく言うわたしには、かつてこんな失敗談があるのだ。

あまり料理をしない彼女が作ってくれたカレーライスを食べ、
「普通に美味しいよ」
と言ったことを、いまだに詰られる。
ごくごく一般的なカレーライスの作り方だったが、
野菜が生煮えとか、ルゥがダマだったりとか
逆にスパイスばかり入れて薬臭いようなのでもなく、
文字通り“普通に美味しい”カレーライスだったのだが、
彼女はそんな評価は望んでいない。

そう、まず第1に、「普通に美味しい」という言い方は
「感想」というより「評価」なのだね。
なぜなら、普通というランクをつけてしまっているから。

男性諸君にはわかりにくいかもしれないが、女心という立場でみると、
「なに評価してんだよバカ男が!」である。
どうも男というのは視野が狭い。事実にばかり捕われがちだ。


これをキッカケに考えるようになったのだが、
女心がどうこう以前に、そもそもこの言葉は妙に威丈高である。

「普通」とは相対的な言葉であり、本来は基準点などないに等しい。
「凡庸、一般的、平凡。適当、平均、大多数」などと同様に使われる。
だから「普通だ」といえば、「可もなく不可もなく」ということになり、
「どうでもいい」とも取れる。

「普通に美味しい」を言い換えれば「中の上クラス」。
つまり、「普通に美味しい」という評価を下すということは、

「ぼくは普通じゃないもの(上クラス)を知っているけどね」
もしくは
「よっぽどのモノが出てくると思いきや、割とマトモじゃん」

というニュアンスが如実に匂う。
一見褒めているようで、受け手には褒められた感じがまったくない。
確実に上から目線だから。
「普通に美味しい」を毛嫌いする人は、それを嗅ぎ取るんだろう。

先ほどのカレーの例であれば、
「ぼくは普通じゃないのも作れるけど、これは普通だね」
「な〜んだ、もっとヒドいの食わされるかと思った」
と言わんばかり。

これがたとえば、日本ではあまり馴染みのない国の料理だとか、
希少な食材、セオリーにない組み合わせ、前例のない調理法など、
味の想像がつかないような料理であれば、
「普通に美味しい」も言葉として機能する。
もともとは、そこから発生した言い回しだったのでしょうし。

もしくは、料理人や料理研究家、料理学校の講師などが
一般人の料理に対して下すのならば反発も少ないでしょう。

「絶品だ!」も「クソマズい!」も極めて個人的な意見。
定義のしようもない「普通」も大義的には同じこと。
個人的判断を一般論的にすり替えてちゃってるのね。
これは“下から目線”を持っていないとなかなか気付かないかも。


…書くことといえばこんなことばっかり。
ラーメン食べたいわ。  
Posted by 青木 健 at 18:50Comments(2)TrackBack(0)

2007年11月18日

宿題すんで祝だい!


「宿題店」という言い方をご存知だろうか。
(…ここをご覧のほとんどの方には常識だと思いますが。)

ラーメン好きの間で宿題店といったら、
「まだ食べに行っていないが行くべき店、行きたいと思ってる店」のこと。
もちろん人によって違いはあるのだが、おおまかな共通認識としては、
以下のようなお店が該当します。

まず、いわゆる聖地的なカリスマ店。
閉店してしまった東池袋大勝軒や春木屋、麺屋武蔵、二郎三田本店などに
行っていないと「おこがましくてラーメン好きを名乗れない」という気になる。
ラーメン教の洗礼を受けるような感覚。未訪の人には宿題中の宿題。
東池袋大勝軒はもはや永遠の宿題店となってしまった人もいるでしょう。

何かの元祖というのもそうです。支店や亜流、インスパイア系を食べても、
「元祖を知らずしては語れない」という意味で。
つけ麺の元祖として「東池袋」と「中野」、両大勝軒は押さえておきたいし、
二郎、がんこ、吉村家、武蔵、たんたん亭など、一大勢力の創始店、
半チャンラーメンの「さぶちゃん」、油そばの「珍々亭」、Wスープの「青葉」、
半熟玉子の「ちばき屋」など、メニュー、調理法の元祖(とされている)店。

ここまではだいたい老舗が多い。
新しめの店なら、評判が良く、ラーメン好き以外にも知名度が高い店や、
マスコミの話題をさらった店などは宿題になりやすいですね。
頑者、本丸亭、六厘舍、きら星、麺処くるり、69‘N’ROLLONE…などか。
(頑者を新しめというのも、もう語弊がありますが…)

捉え方の違いはあれど、以上が広義での「宿題店」。
言い換えれば「ある程度、評価されている店」でしょうか。
個人・狭義では「好きな系統を一通り食べないことには…」とか
「この地域を制覇しよう」など、自らお題を決めたりもしますね。
無名店でも「凄くオススメされたから」なんて場合も宿題にしたりします。


ラーメンサイクラー的には、ここ数年で出来た店は「宿題店」とはしません。
そう簡単に新店ばかり攻めるわけにはいかない。
それを踏まえて、今回数週間の間に各地を巡ったのでした。

「むらもと」「来来来」「らいおん」「富士丸」「勇次」
「おやじ本店」「星の家」「ぜんや」「麺家 うえだ」「みんみん」


さすがにいい。魅力が直球で届くラーメンは、ほんと好きだな。
これでわたしの宿題店(in首都圏)はほとんどなくなった。
そしてまた新たなラーメン・サイクルが始まるのである。
その他に残っている宿題店といえば…

「関内二郎」「神保町二郎」「新代田二郎」「辰屋」「麺でる」

二郎系ばかりですね。どの店も量が多いので食べ歩きなのに1軒しか
行けないとか、待ち時間が…とか色々あるんで、宿題になりやすいんです。
この状態のことを小柳ルミ子の歌からとって、
「今さらジロー」と言います。言いません。  
Posted by 青木 健 at 02:25Comments(0)TrackBack(0)

2007年10月18日

ああっメガ味様


このほど、「すき家」で「メガ牛丼」なる新メニューが
発売になったそうです。牛肉の量が3倍だとか?

でも、メガといやあ、「凪」の方が先でっせ!
でもって、メガトンとかけてる「メガ豚」の方が一枚上手でっせ!
「凪」では、かなり前から「メガ豚骨」なるメニューを出しているのだ。
スープとしては定番の豚骨の濃度やコクをグっと上げたもの。

なんでこんなに対抗意識を燃やしているかというとですね、
「メガ豚」って名前、実はわたしが発案したんですよ。
32案出して、これが採用された。

新豚骨、濃豚骨、爆豚骨、重豚骨、豪豚骨、激豚骨などに始まり、
富豚(ふとん)、豚美(とんび)、NEW豚(にゅーとん)
和真豚(わしんとん)など、煮詰まりきった果てに生まれた
ダジャレ系ネーミングの中にメガ豚(めがとん)があったのです。
よもやこれが使われるとは…。

で、このメガという言葉、パソコン関係ではお馴染みだけど、
実際どの程度の量を表すのかは、下の表をご覧ください。

キロ (K) 1000倍
メガ (M) 1000000倍
ギガ (G) 1000000000倍
テラ (T) 以下略。
ペタ (P)
エクサ(E)
ゼタ (Z)
ヨタ (Y)

凪のメガは1000倍を表すものではないですが悪しからず(^-^;
そしてすでに超・数量限定で「ギガ豚骨」も登場している。
これも実際にメガ豚骨の1000倍じゃないけど(^-^; ;
しかもどうやら賄いではテラ豚骨まできたらしい。
レンゲが沈まないような、凄まじい濃さらしい。
最後は咀嚼しないと食べられない、随そのままみたいな
ヨタ・スープを作ってください(スープなのかそれは)。

でもキリがないから、小林旭の曲をもじって
「ダイナマイトが150豚」なんてのもいいかも。
(って、若い人知らないよ。だいたいどういう味なんだそれは。)

それはそうと、逆に小さい単位というのもあるよね。

デシ  (d) 10分の1
センチ (c) 100分の1
ミリ  (m) 以下略。
マイクロ(μ)
ナノ  (n)
ピコ  (p)
フェムト(f)
アト  (a)
ゼプト (z)
ヨクト (y)

とすると、ペラペラに薄い「デシ豚骨」なんてのも面白いんじゃない?
あ、それは作らなくてもどこかの店にあるか(殴)  
Posted by 青木 健 at 00:05Comments(4)TrackBack(0)

2007年09月08日

美味い&旨い

きよい=「清い」と「浄い」は似てるようで違う。
たとえばここに食器があるとする。ドンブリでもグラスでもいい。
完全消毒された無菌状態であれば絶対に「清い」わけなんだけど、
「元々は汚物入れにしてました」って言われた瞬間「浄く」はなくなる。
実際の綺麗さなんて関係なくなっちゃう。

きたない=「汚い」と「穢い」も同じこと。
「汚い」ものは洗ったり掃除すれば落ちると思けど、
「穢い」ものは一見きれいでも、お祓いしないと落ちない感じ。
なんでだか、美人なヤリマンを連想する。

こわい=「恐い」と「怖い」も違うな。
暴力や権力を振りかざされると「恐い」って思うけど、
嫉妬や恨み、妄信とか、あと幽霊なんかは「怖い」よね。
これは物理面と精神面の違いというか。

「創る」と「作る」、「生きる」と「活きる」とか、他にも色々あるわな。
単に漢字の意味ってことじゃなく、そういう違いのあるものが存在する。

うまい=「美味い」と「旨い」も違うよね。
「美味い(美味しい)」は繊細で舌ができてないと違いがわからない、
「旨い」は誰にでもわかりやすくて直接的、大衆的というかな。
そんなニュアンス。

で、やっぱりラーメンの話なんだけど、
希少で高価な厳選素材をふんだんに使っていれば「美味い」はず。
でもラーメンってずっと「旨い」魅力の食べ物だった。
「『旨い』が一番!」(役所広司風)なんてのは暴言だと思うけど、
「美味い」だけで押し通したお店って、長続きしなかったりして。
脂や味の濃さみたいな「旨さ」も合わせ持っていないとダメな気がする。


こういう、似てるんだけど本質は明らかに違うということほど、
一緒くたな価値観としてまとめられてしまいがちだし、
どちらのニュアンスに生理的比重を置くのかは人によって違う。
そのせいで、人と人の齟齬や誤解が起きてると思う、今日この頃。  続きを読む
Posted by 青木 健 at 04:11Comments(2)TrackBack(1)

2007年09月03日

我が名はサイクラー

先日の日記の内容が2つにわかれていたので、
前半部を「ペースメイキング」として残し、後半をこちらに。

ラジオの中で言ったことの自己フォローをひとつ。

ラーメン好きは、同じ店に通いつめる【リピーター】と
たくさんの店や味を虱潰しに回る【コレクター】とに大別されます。
同じ100杯でも、1軒で食べてる人もいれば100軒の人もいる。

わたしは杯数の割にはあちこちで食べている方で、
1年のうちに3回以上行く店というのはあまりありません。
だからリピーターとは呼べないですよね。
ではコレクターかというと、あんまり新店を狙ってないし、
新作や限定を追いかけもしないので、さほどコレクト意識もない。
味の記憶が薄れてきた頃、また行く。
気持ちとしては1年かけて【100〜200軒をリピートしている】のです。
そこに少しずつ新店・未食店が加わり、いくつかの店がこぼれていく。

つまりわたしは【リピーター】でも【コレクター】でもない。
しかたがないので自分で命名することにしました。
「間を空けてまた通う」という意味の名前はないか。

【インターバル:interval】なんて、長ったらしいし、
【スパン:span】は、間(span)を空けるという意味でいいと
 思ったんですが、「spanner」って「スパナ」のことだし、
 「妨害する人」みたいな意味もあるそうなのでヤメ。
しかし、おあつらえ向きな言葉がありました。


 【サイクル】cycle(周期、循環、一巡、反復、回帰)


ちょうどいい。意味的にもわたしのラーメンライフにぴったり。
わたしは、ラーメン・サイクラーです!

今後、同じことを言う人が出て来ても、元祖はわたしですからね!!
と鼻息を荒くしたのも束の間、
…「自転車でラーメン屋をまわる人?」って言われそうな気が……。  
Posted by 青木 健 at 09:54Comments(6)TrackBack(0)

2007年09月02日

風風して食べましょう

イタリア大使館の表記は、イタリアではなく「イタリヤ」なんですってよ。


○代目ラーメン王さんのブログで、残りスープへのご飯投入を、
「本来、雑炊とは火を加える過程が必須ですから、正しくは雑炊風かな?」
と書かれていました。

わたしも8/24の「知らぬが神」には、わかりやすいように
あえて「雑炊風」と書いたけど、これでも正しくは違うのです。

本来、雑炊とは「洗ったご飯を使う」ものですから、
雑炊風と呼べるのは「らーめん有明」くらい。
洗っていないご飯を投入し、かつ火を加えていないものを言い表すなら、
正しくは「おじや風」です。


思えばわたしの父も、
「モノを知らねえやつが、『一発締め』のことを『一本締め』とぬかしやがる」
と、1回手を打つことの正式名称を、何万回も説明してくれます。

わたしもこれからは心を入れ替え、
「雑炊風じゃなくおじや風」普及の草の根活動に勤しむことにします。  
Posted by 青木 健 at 17:14Comments(0)TrackBack(0)