2007年05月30日
総合力
ラーメンていうのは可哀想な食べ物でねえ…。
「●●なラーメンなんか、ラーメンじゃねえよ」
って、すぐ言われちゃうんですよ。
●●に当てはまる言葉、両手じゃきかないですから。
他の食べ物はそんなことないのに。
そのひとつが「高価」。
よく言うでしょ。「ラーメンは庶民の食べ物なんだから」って。
気持ちはわかるけど、すごい差別ですよ。
たとえば蕎麦。立ち食いから懐石まであるでしょう。
うどんも、カレーも、トンカツもそうなのに。
鰻も天ぷらも寿司も、駆け出しの頃はファストフードですよ。
そこんとこ、わかっちょるのかと。
今ではラーメンのフルコースを提供する店もあるが、
しかし、1杯の基本価格が1000円を越えるものはそうそうない。
そこに新たな一石が投じられた。その1杯が食べられるのが
今回の舞台、博多一風堂・銀座店。
「極新味(きわみしんあじ)」1300円
まず黒いお盆に、大きめのレンゲと、小皿が乗せられてくる。
男前なお兄さんが、丁寧に食べ方の説明をしてくれる。
待つこと五分。とても声の綺麗な美人の店員さんが運んでくれました。
1.まずは基本の白濁豚骨スープ。鶏白湯ともブレンドされていて、
一風堂らしい、マイルドだがコクのあるスープ。何もしなくても
充分美味しいし、麺自体もそーとーウマい。
2.ラーメン中央に注文を受けてから蒸らされた熱々の茶碗蒸しが鎮座。
これを崩すと和風ダシが溶け出す。味の変化はさほどでもないが、
スープに踊る茶碗蒸しの食感がとても楽しい。
3.小鉢のご飯の上にスープや具を乗せて雑炊風にして楽しむ。
4.半分ほど食べたら、固まった泡のようなヌーベを投入。
溶けると醤油とニンニク風味が立って、一般的な雰囲気に。
ゆず胡椒を入れて味を引き締めて、完食!
まー素晴らしい流れ。
博多ラーメンの弱点のひとつは、具が貧弱なこと。
しかしチャーシューは炙り焼いたと思われるものが3枚。
モモ、バラ、肩ロースと3種類も使う贅沢さ。
さらにタマネギが隠れていたり、素揚げした牛蒡の笹掻きや、
和風ダシで炊いた冬瓜など、バラエティ豊か。違和感なく美味しい。
1日50杯限定。添えられた丁寧な説明書きの裏には、
今日の日付とシリアルナンバーが書いてある。
このプレゼンテーション。…一風堂に、手抜かり無し。
博多一風堂という店は凄い。一言でいうと、総合力。
ラーメンはもちろん、店舗、サービス、そして接客も。
「良い接客」をふたつに考えてみる。
万人が「嫌わない」接客と、万人ではないかもしれないが「喜ばせる」接客。
前者はマニュアルであり、後者は臨機応変かつ「人」の見える対応だ。
一風堂は、そのどちらも兼ね備えている。
決まったことはすべて守られている印象があるものの、
個人個人の意識がとても高い。そして笑顔だ。
そこに「やらされている感」「仕事だから感」は微塵もない。
丁寧に前のめりというか。気持ちよくアグレッシブというか。

さて、そんな一風堂のユニフォームTシャツには新旧2種類あって、
ひとつは背面にロゴのみ。新しい方には背中のロゴ上に重ねて、
「Your happiness of eating this “Ramen” makes us happy.」
と書かれたデザイン。
その言葉を背負っているという誇り、責任が肌で感じられますね。
店主・河原成美氏は、美味しいラーメンを作ったのみならず、
“人”を作り続けているのだ。
つくづく河原さんという人は偉大だなあと感じさせられる。
「●●なラーメンなんか、ラーメンじゃねえよ」
って、すぐ言われちゃうんですよ。
●●に当てはまる言葉、両手じゃきかないですから。
他の食べ物はそんなことないのに。
そのひとつが「高価」。
よく言うでしょ。「ラーメンは庶民の食べ物なんだから」って。
気持ちはわかるけど、すごい差別ですよ。
たとえば蕎麦。立ち食いから懐石まであるでしょう。
うどんも、カレーも、トンカツもそうなのに。
鰻も天ぷらも寿司も、駆け出しの頃はファストフードですよ。
そこんとこ、わかっちょるのかと。
今ではラーメンのフルコースを提供する店もあるが、
しかし、1杯の基本価格が1000円を越えるものはそうそうない。
そこに新たな一石が投じられた。その1杯が食べられるのが
今回の舞台、博多一風堂・銀座店。
「極新味(きわみしんあじ)」1300円
まず黒いお盆に、大きめのレンゲと、小皿が乗せられてくる。
男前なお兄さんが、丁寧に食べ方の説明をしてくれる。
待つこと五分。とても声の綺麗な美人の店員さんが運んでくれました。
1.まずは基本の白濁豚骨スープ。鶏白湯ともブレンドされていて、
一風堂らしい、マイルドだがコクのあるスープ。何もしなくても
充分美味しいし、麺自体もそーとーウマい。
2.ラーメン中央に注文を受けてから蒸らされた熱々の茶碗蒸しが鎮座。
これを崩すと和風ダシが溶け出す。味の変化はさほどでもないが、
スープに踊る茶碗蒸しの食感がとても楽しい。
3.小鉢のご飯の上にスープや具を乗せて雑炊風にして楽しむ。
4.半分ほど食べたら、固まった泡のようなヌーベを投入。
溶けると醤油とニンニク風味が立って、一般的な雰囲気に。
ゆず胡椒を入れて味を引き締めて、完食!
まー素晴らしい流れ。
博多ラーメンの弱点のひとつは、具が貧弱なこと。
しかしチャーシューは炙り焼いたと思われるものが3枚。
モモ、バラ、肩ロースと3種類も使う贅沢さ。
さらにタマネギが隠れていたり、素揚げした牛蒡の笹掻きや、
和風ダシで炊いた冬瓜など、バラエティ豊か。違和感なく美味しい。
1日50杯限定。添えられた丁寧な説明書きの裏には、
今日の日付とシリアルナンバーが書いてある。
このプレゼンテーション。…一風堂に、手抜かり無し。
博多一風堂という店は凄い。一言でいうと、総合力。
ラーメンはもちろん、店舗、サービス、そして接客も。
「良い接客」をふたつに考えてみる。
万人が「嫌わない」接客と、万人ではないかもしれないが「喜ばせる」接客。
前者はマニュアルであり、後者は臨機応変かつ「人」の見える対応だ。
一風堂は、そのどちらも兼ね備えている。
決まったことはすべて守られている印象があるものの、
個人個人の意識がとても高い。そして笑顔だ。
そこに「やらされている感」「仕事だから感」は微塵もない。
丁寧に前のめりというか。気持ちよくアグレッシブというか。

さて、そんな一風堂のユニフォームTシャツには新旧2種類あって、
ひとつは背面にロゴのみ。新しい方には背中のロゴ上に重ねて、
「Your happiness of eating this “Ramen” makes us happy.」
と書かれたデザイン。
その言葉を背負っているという誇り、責任が肌で感じられますね。
店主・河原成美氏は、美味しいラーメンを作ったのみならず、
“人”を作り続けているのだ。
つくづく河原さんという人は偉大だなあと感じさせられる。

