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青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2007年06月13日

ベシャリの達人

(前回の続き)この日の、本来の目的。
それは淵野辺駅ちかくの「肥後っ子 大石家」でした。

昼の部は終了。夜の部が始まる18時まで、あと3時間もあります。
ならば、と間にもう1軒。「博多長浜ラーメン 六角堂」。
連食中に豚骨はデインジャラス。でもその店しかなかったんです。
ここも有名店。これがコクも強いのに、恐ろし〜く食べやすい。
麺が通常の博多風よりもさらに超極細だからなのか、
スープの乳化具合のバランスなのかわかりませんけども。
博多系の店では最後に紅ショウガを入れていただくのが好きですが、
それももったいないくらい。でも替玉してたら死んでましたね。

さて夕方になり、今回の目的「大石家」に。
知らない人間はただの怪しい建物というだけで、店にも見えないでしょう。
ほら、



ね。
このご主人が、変わった方だというのは店舗を一目見ればわかりますが、
超の上に超がつくような話好きだったんです。

海苔、キクラゲ、チャーシューに青葱、玉子、そこへニンニクチップと、
スライスチーズ。不思議なマッチングながらとても食べやすくて
太めの麺も美味しくて、バランスのいい熊本ラーメン、という印象。
注文前から、話は始まっておりました。

黒人女性と結婚してNYに住んでいる息子さんの話題を中心に、
メジャーリーグ観戦、デジカメの性能、日本人を含めた人種差別、
無法地帯な球場の楽しさ、縦社会のないアメリカ人の感覚…

話っぷりがとても面白くて、笑わせてくれました。
ただラーメンを食べてる間も、ずーーっと話してたんで、
落ち着いて食べられず、いつの間にかドンブリが空になってたんで
なんだかもったいない…(笑)
んで、そろそろ帰らなきゃ…とタイミングを見計らうんですけど、
これがまた難しい。
ドンブリをカウンター上に戻しても、「ごちそうさま」と言っても、
カバンを肩にかけても、セルフのお勘定しても、立ち上がっても、
ドアに手をかけてすら、まったく話をやめないんですよ。
他にお客さんも来ないまま、結局1時間以上もお店にいました。

酒や食べ物の持ち込み自由、英会話も教えてくれるようで、
お金を払えばラーメン作りを伝授してくれるという貼り紙だらけ。
お店というより、そういう自由な空間を目指しているんでしょうね。

店主の赤いTシャツは、それを如実に物語っているようでした。  
Posted by 青木 健 at 21:18Comments(2)TrackBack(0)