プロフィール
青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2007年08月04日

ヘビー・リキッド

…最近ね、年のせいなのか何なのか、


    スープが重いんですわ…。


同世代に聞いても、確かにそういう声は多くなりました。
お腹が減り過ぎていても、そんなに減っていなくてもダメ。
ちょうどいいコンディションの時じゃないとどうもイマイチ。
味そのものはともかく、「1杯を楽しむ」には容易ならざるものがある。
これはもう嗜好というより生理現象に近い。

というと、豚骨がダメになったの?と思われるかもしれませんが、
豚骨で重いと思ったことはあんまりない。
「御天」「田中商店」「ぼたん」「萬福本舗」「六角堂」…
本場を上回るような濃度といわれる店でも、スープ1滴残さないし。
替玉して紅ショウガでシメるし。
最後に残った骨粉も、こっそりドンブリに隠れてナメてるし。

二郎も、量こそ確かに多いものの、スープそのものは重くない。
わたしが重いな〜と感じちゃうのは…

【豚骨魚介】そして【鶏白湯】です。


材料費も手間もかけた美味しいものであることは認めますが、
どちらも半分くらい食べた頃、味に飽きます。
食べ終わったあと疲れます。
店を比較しても、そこまで味のバリエーションがないというか、
わかりづらいというか。
だから濃度による差別化に頼らざるを得ないのかな?とも思います。

むかし、ブレイク以前の「俺の空」や、「渡なべ」などでは、
イノシン酸爆弾みたいな味に驚きつつ食べていたものですが、
「つじ田」あたりですでに食傷気味でした…(早すぎ)。
豚骨魚介なら「青葉」くらいがわたしには丁度いい。
それから毎回感じるんですが、なぜか海苔が合わない気もします。

ただ、豚骨魚介のつけ麺は美味しいですね。
つけ麺は味つけを濃くしたり、辛味や酸味をプラスするわけですが、
それがあのスープには必要なのかなと感じます。
豚骨魚介の店では、1度ラーメンを試したあとは、大概つけ麺にしてます。


鶏白湯も、やはり濃い。
薄くては既存の鶏スープと変わらないじゃないか、鶏白湯というからには
濃くなければいかん、…とばかりに、やたらめったら濃い店が多い。
「唇がくっつくほど」というのが褒め言葉になってないか?
それって、イコール美味しさなのか?

鶏白湯なら、「臥龍」が好きです。
鶏白湯としてはやや薄め、アッサリめですが、バランスからいって
その方が麺との馴染みもよく感じます。
あまりドップリしたスープはインパクトこそあれ、麺が啜りづらいのと、
質感のギャップいうか、口に入れたとき、粘度の高いスープの中で
麺がモタモタして、あまり美味しく感じなかったり。

鶏のドロドロスープは、途中で胸がムカムカしてきてしまうことも。
京都の鶏系スープも濃度はまちまちでしたが、どれも美味しかった。
「天下一品」の本店でもどうということはなかったし、
そのすぐあとに「天天有」で食べてますからね〜。
鶏に合う濃度・粘度、というものがあるんじゃないかな?
「鶏に合う」というか、「ラーメンに合う」というか…いやそうじゃなくて
「わたしに合う」ということかもしれませんが。

「わかっちょらん! その濃さがたまらんのじゃないか!」
という人もいらっしゃると思いますし、
ちょうど合う店を探すというのも、ラ部生活の醍醐味ではありますね。

…って、スープ完飲・完食を基本にしてるからいかんのか?  
Posted by 青木 健 at 01:41Comments(2)TrackBack(0)