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青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2007年08月25日

陰で安

で、そのまま「伊藤」を出て、さあ帰ろうと思った矢先、思い出した。
すぐ近所に「インデアン」があったのを。

蓮沼にある「インディアン」は、ラーメン好きには知れた店。
「武田流古式カレーと支那そばの店 インディアン」が正式名称(だよね?)。
なんでこんな店名?ってのもよく言われることだけど、
“インディアン”ていうのは洋食業界でカレーの隠語だから、
たぶんそこから採ったんだろうね。でも王子のは「ィ」がない(笑)

「インディアン」は蓮沼、蒲田、池上にあるのだが(神保町は閉店)、
王子の店を知っている人はあまりいない。
こちらは蓮沼の先代の弟さんの店で、息子さんが引き継いでいる
とのことだが、店にはおばさんとおばあさんがいるのみだった。
(伊藤から「弟さんの店」続きだな)

蓮沼の店とは大きく違い、見た目もメニューも町の中華料理屋さん。
定食もあるし、オムライスだってある。出前もしているようだ。

ここへ来るのは初めてだけど、インディアンの流れを汲むのなら、
「支那そばと半カレーのセット」しかない。
蓮沼では、支那そばを2/3ほど食べたところを見計らい、カレーが提供される。
でも王子ではほぼ同時(笑)

しかもまず初めに出てきたのが小さなサラダ。
予想外だけど、なんだか嬉しい。
キャベツの千切り、3色のマカロニ、トマト1/4、パセリ、レモンの輪切り。
フレンチドレッシングがかかっている。パセリもレモンも残さずに食べる。

カレーも支那そばもちょっとだけ構成や味が違うものの、
塩味の支那そばと味の濃いカレーの組み合わせは同じ。
町の中華料理屋と思って入ったらかなり驚くだろうね。
貸し切り状態でしみじみと、ゆっくり食事。
AMラジオは阿久悠特集。沢田研二の「時の過ぎゆくままに」ときた。

さすがに最後は腹が重い。
ここで、おじさんが戻って来た。いまいち年齢がわからないが、
この方が「先代の弟さんの息子さん」なのかな??

会計し、見送ってくれたおばあさんのお礼の丁寧なこと。
「どうもありがとうございました。またお越し下さいませ」
飲食店であんなに優しく頭を下げる人、久し振りに会った気がする。  
Posted by 青木 健 at 16:44Comments(0)TrackBack(0)

2007年08月25日

同様なれど深奥

王子にあるラーメン店「伊藤」。
角館にある名店の支店。弟さんが営む。

昨日。アスファルトが溶けるような午後。
駅からから徒歩10数分の商店街。
涼しい時を選んでくればいいのに、なぜなのか、
ここへ来る時は、いつも炎天下だ。

ガッツリ効いた煮干しの無化調ダシと、力強い自家製麺。
メニューは、麺とスープにネギが乗っただけの「そば」と、
チャーシュー入りの「肉そば」のみ。ビールもない。
しかも肉は売り切れている。でも構わない。
ここで頼む時は、いつも「そば」ばかりだ。

最近は「大盛り150円、スープ増し100円」が追加されている。
確かに量も少なく、スープも少ない。
だから男性は「大盛りのスープ増し」を頼む客が多く、昨日もそうだった。
わたしはしない。
「そば、おかわりください」
ここで食べる時は、いつも2杯だ。

いつも同じ季節、同じ天気、同じメニュー、同じ量。
まるでピリオドのように。
しかしそれでこそわかることがある。
この店に初めて来て驚くのは、その風味と麺の歯応え。
何度か来てわかったのは、「喉」での楽しみだ。

オヤジさんもいつも同じ。
元気良く、歯切れ良く、愛想良く。
この「そば」のような人である。  
Posted by 青木 健 at 16:01Comments(0)TrackBack(0)