プロフィール
青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2007年10月31日

メタファー資質

秋元康が「ぷっすま」で、
「麺の達人カップ コクと香りの鶏だししょうゆ(東)」を、

「人に喩えるなら、市川海老蔵のような…」

と表現していた。なかなかいいセンスを持っておいでだ(何様)。

志村けんはフジテレビ「VVV6」での池袋ラーメン特集で、
「これはいい女だなァ〜!」と舌鼓を打っていた。

食材の鬼・佐野実は、テレ朝の「裸の少年」で、ラーメンと書いた
フリップを出し、「これなんて読む?」と問うた。
ジャニーズが「え…ラーメン…ですけど」と答えるとすかさず、
「バカヤロ〜! ラーメンて書いて『いい女』って読むんだよ!」
と怒鳴り散らした。

少なくともこの3人は、ラーメン女優論を理解してくれると思うので、
いずれお会いして、解説差し上げられる日が来ると信じております。
勝手に。  
Posted by 青木 健 at 14:25Comments(2)TrackBack(0)

2007年10月28日

天にぼし、地にぼし、人にぼし



最近のラーメン・トレンドのひとつが「煮干し」。

首都圏で強烈に煮干しを効かせている店といったら
なんといっても「永福町大勝軒」。
その影響を感じさせる「二葉」「むらもと」などが有名だったけど、
最近では、豚骨魚介の隆盛とともに「ズッシリとした重量感を
伴った煮干し味」をメインにした店・メニューも、続々登場している。

火付け役は角館に本店を持つ、王子の「伊藤」。
そして今は、「遊」「つし馬」「はじめ」「裏不如帰」「南部」などが話題を集め、
「69‘N’ROLL ONE」では裏メニューとして「ニボニボ」なる
煮干し味のラーメンが出されていたりする。

そんな中、少し前に訪れた煮干し系が「ふくもり」。
先頃、NY支店がニューヨークタイムズにまで取り上げられた
「せたが屋」ブランドの1店。

黄色い電光看板に赤い文字。時代を逆行するような店構え。
それを助長するような漫画、座敷、子供用のクジ。
煮干しという食材とともに原点に戻る…というよりは、
むしろオシャレに走る時代を皮肉っているようにも思えるのだが、
それは考え過ぎかな。

この店のユニフォームTシャツは綺麗なブル−。
バックには店名の「ふくもり」ではなく、「煮干」と入っている。
フロント部はよく観ることが出来なかったのだが、
やはり同じマークが胸に小さく入っていた。

それくらいこの店のウリも「煮干し」なのだ。
入口の扉には「当店は煮干しの味が強いです」というような
注意書きが貼ってあるくらい。

煮干し煮干し言ってきましたが、確かに煮干しがトレンドのひとつと
されているのは間違いない。でも、ちょっと腑に落ちないのよ。
先ほどあげた数店を振り返ると、
「遊」は伊藤で修行した息子さんだし、「つし馬」は「田中商店」のセカンドブランド。
「はじめ」と「裏不如帰」は有名店の二毛作、「69‘N’ROLL ONE」は裏メニューだし、
「南部」は「ふくもり」同様「せたが屋」のネクストブランド。

いずれもまったくの新規店と呼ぶには、やや語弊がある。
すでに認められた職人や人気店が打ち出しているんだよね。

完全に0から、とまでは言わないが、自分にしかない煮干し味を作り出し、
それだけで勝負する人が現れないと、単に一過性のもので終わりかねない。

そんなニボシズムに溢れた新人をこそ、わたしは待っている。  
Posted by 青木 健 at 18:20Comments(4)TrackBack(0)

2007年10月23日

♪探し物は本ですか〜?




♪見つけにくい本でした〜。
 書店の棚もコンビニの棚も探したけれど見つからないのに……

もう日付を越えてしまいましたが、22日は
石神秀幸 ラーメンSELECTION 2008」の発売日。
毎年、ハンディ版とともに買い続けているわたしは、
この日をカウントダウンして待っていたのです。

20:50、仕事はいくらやっても終わらないのでひとまず終了。
エコバッグ片手に書店へ急ぐ。
ない、ない…グルメコーナーにも、旅行や地図のコーナーにもない。
お、1冊だけあった。なぜ男の雑誌系に……手に取る。…だめだ。
どこかのバカタレが折り読みしてけつかるわ。
  ※折り読み…左人指し指を裏表紙の中程に当て、親指とで
        折り曲げてページをめくる読み方。わたしが命名。
裏表紙と本の半分にクッキリと跡が残るため、読みにくくなるのだ。

仕方ない、コンビニへ行こう。
セブンイレブンへ…お、ここも1冊しか残ってな……また折り読みか…。
ここいらのラーメン好きはどんだけガサツよ。
次だ。ファミリーマートへ…1冊もない。
南口のセブンイレブンへ……改装中ってなんだよ!!
しかし人気あるんだね…。次へ。

向こうからカツカツと靴音を響かせて女性が歩いてくる。
これから夜のデートにでも行くような風情だが、
すれ違って10mくらい離れても、まだ香水の香りが漂っている。
こんな時でもわたしにはこういう発想しかない。
「頼むからラーメン屋にだけは来ないでくれ」
なに? ハナっから行く気もないって? こりゃ失礼。


スリーエフへ…また1冊もない。
普段ここへはこないが、エロ系雑誌多過ぎだよ〜。
続いてローソンへ…ここにも1冊もない。

ええい、こうなりゃ絶対に見つけてやる。
腕を組んで次の目的地を思案しながら信号待ち。

「あの、すみません」
声に振り向くと、スラっと綺麗な女子高生。
美しい表情とまっすぐな視線の女性は、言葉も綺麗だ。
「井荻駅はここをまっすぐですか?」
そうです。
「ありがとうございました」
かわりに石神本を売ってる店を教えてください。
(とは訊いてませんが)

自転車を出し、隣町へ。書店が2つある。
待てよ。その手前に、小さいセブンイレブンがあるのを思い出した。
ここならある。絶対に。オレの勘がそう言っている。
果たして……4冊も残ってました〜!

これくださ〜い。レジには20代後半とおぼしき女性店員。
ん?「いらっしゃいませ」もなしか。
袋入れなくていいです。…ってあれ?
「恐れ入ります」も「ありがとうございます」もなしか。
で、顔も見ずに釣りを渡すと同時にバイト仲間の兄ちゃんに無駄口か。
ぞんざい。ぞんざいだねえ。
顔の作りが良くても、君の表情は最悪だ。
視線の澱みは、マスカラじゃ隠せない。
10年20年の間にそれはハッキリと顔に刻印されるよ。


ま、そんなことはどうでもいいんだ。
ビールでも飲みながら石神本を読もうじゃないか。
今日もお疲れ、オレ。皆さんも、お疲れ。  
Posted by 青木 健 at 02:19Comments(0)TrackBack(0)

2007年10月21日

「着」信アリっ!!



先日、koonさんが見つけてお知らせしてくださいましたが、
某ブログの記事によると、二郎三田本店のオヤッサンが、
「NO JIRO, NO LIFE.」Tシャツを着てくださっているそうです!!!!!
検索してみたら、他にも書かれている方がいらっしゃいました。
こっ、この気持ちを表すならば…


震えるぞハート!! 燃え尽きるほどヒート!!


です!(ジョジョ好き以外を遠くに置いていってますが…)

…とくれば、
波紋のビートを伝わらせなくてはいけないところですが、
本業のイラストが東京ドーム5杯分くらいありまして(イメージね)
そのシワ寄せというか、かかりきりというか、
間が抜けているというか、とってもトホホな状態です。

歯がゆい。どのくらい歯がゆいかっていうと、
伊集院光が昔プロデュースした架空アイドル「芳賀ゆい」くらい歯がゆい。

… だって、もうモノは出来ているんだから!
イラつくぜええ−!!  
Posted by 青木 健 at 00:33Comments(7)TrackBack(0)

2007年10月18日

ああっメガ味様


このほど、「すき家」で「メガ牛丼」なる新メニューが
発売になったそうです。牛肉の量が3倍だとか?

でも、メガといやあ、「凪」の方が先でっせ!
でもって、メガトンとかけてる「メガ豚」の方が一枚上手でっせ!
「凪」では、かなり前から「メガ豚骨」なるメニューを出しているのだ。
スープとしては定番の豚骨の濃度やコクをグっと上げたもの。

なんでこんなに対抗意識を燃やしているかというとですね、
「メガ豚」って名前、実はわたしが発案したんですよ。
32案出して、これが採用された。

新豚骨、濃豚骨、爆豚骨、重豚骨、豪豚骨、激豚骨などに始まり、
富豚(ふとん)、豚美(とんび)、NEW豚(にゅーとん)
和真豚(わしんとん)など、煮詰まりきった果てに生まれた
ダジャレ系ネーミングの中にメガ豚(めがとん)があったのです。
よもやこれが使われるとは…。

で、このメガという言葉、パソコン関係ではお馴染みだけど、
実際どの程度の量を表すのかは、下の表をご覧ください。

キロ (K) 1000倍
メガ (M) 1000000倍
ギガ (G) 1000000000倍
テラ (T) 以下略。
ペタ (P)
エクサ(E)
ゼタ (Z)
ヨタ (Y)

凪のメガは1000倍を表すものではないですが悪しからず(^-^;
そしてすでに超・数量限定で「ギガ豚骨」も登場している。
これも実際にメガ豚骨の1000倍じゃないけど(^-^; ;
しかもどうやら賄いではテラ豚骨まできたらしい。
レンゲが沈まないような、凄まじい濃さらしい。
最後は咀嚼しないと食べられない、随そのままみたいな
ヨタ・スープを作ってください(スープなのかそれは)。

でもキリがないから、小林旭の曲をもじって
「ダイナマイトが150豚」なんてのもいいかも。
(って、若い人知らないよ。だいたいどういう味なんだそれは。)

それはそうと、逆に小さい単位というのもあるよね。

デシ  (d) 10分の1
センチ (c) 100分の1
ミリ  (m) 以下略。
マイクロ(μ)
ナノ  (n)
ピコ  (p)
フェムト(f)
アト  (a)
ゼプト (z)
ヨクト (y)

とすると、ペラペラに薄い「デシ豚骨」なんてのも面白いんじゃない?
あ、それは作らなくてもどこかの店にあるか(殴)  
Posted by 青木 健 at 00:05Comments(4)TrackBack(0)

2007年10月16日

黒く塗った!

わたしのスバラシいイラスト(いきなりの自画自賛ですいません)と、
衣類上コラボレーションという、ラーメン界初の試みで大好評を博した
「凪1周年Tシャツ」が帰ってきます。その名も、
「プレミアムブラック」!



「欲しかったけど、赤×白のラグランに抵抗があって…」
という方にも無理なく着ていただけると思います。
また黒Tシャツになるにあたり、ボディ(Tシャツ自体)からして
選択の幅が広がったので、こだわりのTシャツを採用。

値段は3900円。
黒Tシャツなので、背中のロゴ群は白に。

現在、凪店主・生田さんのブログで予約受付中です。
ある程度まとまり次第、生産されます。

販売は今回限りを予定しているみたいですので、
この記念碑的商品をこの機会にぜひお求めください!  
Posted by 青木 健 at 23:07Comments(4)TrackBack(1)

2007年10月15日

驚きの「多い町」

まずはこの写真を。
さて、どこのラーメン屋さんでしょう?



正解は……ラーメン屋さんじゃありませ〜ん!!

先日、香門ピカイチさんとラーメン屋さんを攻めまして、
そのあとに行った大井町にある大山酒場(だったかな)という大衆酒場です。
新宿の思い出横町がでかくなったような一帯。
「入口はこちら」などと書いてある細〜い路地を入っていく。
たまらんでしょコレ。

中も「昭和」。でも液晶テレビなんだよね。
オッサンたちはみんな野球を観てる。
こういう「なぎら系酒場」はたまりませんよ。
ラクだし、安いし、オバちゃんは優しいし。

で、「味玉とメンマ」という一品があったので、思わず注文。
驚いたことに黄味は半生に近い半熟。

支払いで「いえいえそれじゃ〜もらい過ぎですから〜」
なんて香門ピカイチさんと押し問答していたら、
カウンターのお客さんに笑われた。
常連さんらしく、その日も一度店を出てからまた来たらしい。
「お先に」なんてね。

で、その前に攻めたラーメン屋さんですが、
場所は大井町。ラーメン好きなら当然わかるでしょう。

そう、「ajito」でした。
「この辺だけどなあ…」と歩いていたら、
SNACK瞳という店のママさんらしき女性が、隣の店を示し、
「ラーメン屋さんならここよ。まだ空いてないけど」
と教えてくれた。何も聞いてないのに。
そんなラーメン好き、多いのかもね。ありがとう瞳ママ。
そして噂のつけ麺は…

サプラーイズ!(セロ風)

具や提供方法、器は普通なのに。
麺があってつけ汁があってというだけでも、
まだこれだけ驚かされるんだな。

順番が前後するが、大山酒場を出てからイカすBARへ。
同じ界隈にある店だから、オール1杯500円。
喜界島も同額なのに驚きつつ、そのウマさにも驚きつつ、
ハートランドでシメビール。  
Posted by 青木 健 at 23:07Comments(4)TrackBack(0)

2007年10月09日

選択の予期

最近、なにかとタイミングがいいなあなんて思っていたわけですが。

昨日高田馬場に行って、ラーメンを食べたくなり、A店とB店で悩んだわけです。
夜だったので、選択肢もそんなになく。
気持ちとしては、A店だったんですが、わたしはラーメンサイクラー。
ご無沙汰していたB店へ。

しかし、思ってた味にはほど遠く、満足度もイマイチ。
あと、路面なのに入口を開放し過ぎるのはよくないと思うなあ。
通る人が必ず中を覗いていくのが、めちゃめちゃ気になるもの…。
あとねえ、差別はしたくないけど、大陸系の無愛想さ、もといおおらかさは、
島国の人間には「歓迎されてない」ようにしか感じないのですが…。
でも屋台料理の店とかだったら平気なんだよね。なんでだろ。

また話題が逸れてますが、そんなこんなで今日です。

A店の店主と仕事をさせていただくことになりました。
ほらなあ〜。やっぱりA店にしとくんだった。
勘は大事ですね。  
Posted by 青木 健 at 00:51Comments(0)TrackBack(0)

2007年10月07日

ラーメン界の黒船


誤解されがちだが、「ラーメン女優論」は書斎派の学問ではない。
フィールドワークあっての実践的学術であり、経験・実感を伴うものである。
つまり食べていない店については俎上にあげないのが基本ルールだ。
だから、これでようやく言える。

「アイバンラーメンはリア・ディゾンである!」と。

アイバンラーメンは、アイバンさんというアメリカ人店主が、
映画「タンポポ」に感動し、来日や地元での料理修行の末に
開いてしまったラーメン専門店である。

それでリア・ディゾンじゃ、まんまじゃね−か!と言うなかれ。

この店の紹介文を読むと、たいがいこの枕詞で始まる。
「外国人店主ということばかり取り沙汰されるが…」
…どうしてどうして味もちゃんとしている、という着地点だ。

外国人店主という上っ面ではなく、味を強調しているように見えるが
ほんとにそうだろうか?
「外国人店主なのに凄い!」と言わなくても、
上記の枕詞ををつけるだけで充分「外国人店主」をアピールしている。
本当にそう思うなら「外国人店主」に一切言及しなきゃいいのだ。

わたしはむしろ逆である。「外国人店主」、そここそが気になる。
ポイントは、情熱と客観的な分析。それを強く感じた。
リア・ディゾンがセーラー服によって話題をさらったことを考えれば
わかりやすいだろう。

わからなくても、人生になんら問題はないが。  
Posted by 青木 健 at 15:05Comments(0)TrackBack(0)

2007年10月06日

many青葉

以前、ある方の質問を受け、96年組を分析してみたことがあった。
あんまりにも長いのでそれは載せないけど(今回も長いですが)、
自分なりの答えが見つかったりして、面白い試みだった。

96年組というのは1996年に創業し、業界を変えたとまで言われる
3軒のラーメン店の総称である。
言わずと知れた「麺屋 武蔵」「中華そば 青葉」「くじら軒」のこと。

その中の「青葉」について、最近また新たに思ったことがあるので
書いておく(すでにどこかで言われてることかもしれないけど)。
その前にまず青葉のおさらい。

1. ダブルスープという「手法」
2. 豚骨魚介という「明確な方向性」
3. 半熟味玉という「引きの強い彩り」
4. 特製という「システムの単純化」

これらが青葉インスパイア系に共通した基本形であり、
トリプルスープや、濃厚豚骨魚介の銃爪になった要素。
…と、ここまでは比較的よく語られるので、今回は掘り下げません。

青葉が業界に貢献したことは、それでだけではないと思うのです。
上の4つのうち、「特製」に関する話です。  続きを読む
Posted by 青木 健 at 03:27Comments(0)TrackBack(0)

2007年10月02日

両腹に花

昼の部からの続き)…打ち合わせ後、そのまま帰るほど枯れてはいない。
ムラムラと沸き上がるラーメンディザイアー。
大崎の夜である。
「ジャンクガレッジ」に行く以外ない!(そんなことはない)
再び六厘坂を上る。気は焦る。
開店15分前。しかしもう営業していた。

まぜそば750円。無料トッピングは「全部」で。
※全部(ニンニク、チーズ、焦がし、節、アブラ、課長/旨味調味料)入り。
チーズが、ニンニクが、卵黄が、味を塗り重ねていく。
とても面白い。そしてウマい。
転がすように愛されて育った子であった。
男勝りでガサツで生意気だけど、打てば響くような。

笹塚で友人3人が待っているのだが、その前にこの勢いを駆ってもう1軒。
今この時期に京王線である。
芦花公園の「アイバンラーメン」に行く以外ない!(またか)

BGMにはマドンナの「ライク・ア・ヴァージン」。
やっぱり洋楽は大音量で聴くのがいいなあ。
メニュー1番上の塩ラーメン700円。
さっきとは逆に都会的な子だね。垢抜けてて溌溂としてて。
やかましくはなく、行儀もいい感じ。

…というわけで昼の仇を夜に返し、満足満足。

40分ほど遅れて笹塚のお店に到着。
「お待たせ〜、待った〜?」
「おっせーよ!!」

夜はこれからだ。  
Posted by 青木 健 at 01:08Comments(2)TrackBack(0)

2007年10月01日

同情するなら完食せえ

二日酔いの金曜日には、大崎のゲートシティで打ち合わせ。
となれば、目指す店は決まったも同然。

「おっしゃー! 久々に六厘舍だー!!」

打ち合わせの1時間前、通称・六厘坂を上る。
(行列に30分待っても間に合うな)
というつもりでいたのだが、店に着いて驚いた。
余裕で1時間は待ちそうな人数。おいおい、平日だよ!
昼休み終わってるでしょ、スーツ姿の皆さん!

ガックリして反対口の「凛」へ向かう。
そうだ、こんな時は二郎系で気分を吹っ飛ばすのだ。
…ところが、こちらにも少ないながら行列が。
量が多いので、ゆで時間、食べる時間を考えると、
もう待っているだけの余裕はない。

しかし腹が減っている。
近くにあった中華料理屋に飛び込んだ。
…広いが客はなし。オバちゃん2人でやっている。定食類も豊富。
あまりにも昭和な内装。似合わぬ液晶テレビから昼ドラが流れる。
ラーメン530円が出て来た。
お、見た目はなかなかシンプルでウマそうじゃない。
いただきま〜す。ズルルー…


……ま、まずい……。

スープはお湯を醤油で溶いたかのように薄く味気なく、
何を入れてるんだかさっぱりわからない。
妙な苦みを感じる。煮干しを煮すぎたか? ワタの苦みか? 酸化か?
麺やチャーシューはどうでもいい感じだけど、メンマの食感の
悪いことったらない。こんなにスカスカしたメンマ、初めて食ったかも。
ホウレン草も茹でてあるのに、見た目でわかるほどしなびてるし、
ネギもハッキリと古い。こうなっちゃうと、ナルトすら「お安い味」に感じる。

わたしは比較的、古いラーメンに寛大である。
シンプルでも、オーソドックスでも、オールドタイプでも、
ありきたりでも、安くても、化調多くても、美味しいものは美味しい。
しかしこれはまずい。
けれどわたしは残さない。
「なんて可哀想なラーメンなんだ…」
そう思いながら食べた。
この子が悪いんじゃない。親が悪いだけだ。
金がなくても良い子は育つ。
躾も教育も愛情すらも充分にもらえないでいるラーメン。

昔のラーメンて、みんなこうだったっけかなあ…?
いや、当時にも優劣はあったにせよ、ここまで振り幅はでかくなかった。
今のラーメンが、どれだけ美味しいものなのかがわかる。
自分にそれに気付かせるための1杯だった。(夜の部に続く)  
Posted by 青木 健 at 18:54Comments(0)TrackBack(0)