プロフィール
青木 健
青木 健foaf.rdf
青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2007年11月28日

風は吹き続く

7月24日のエントリー「店なき所にも風を」を憶えていますか?

新潟中越沖地震の時、炊き出しに向かった「ラーメン凪」が
新橋(誤:→京橋です!)の味噌ラーメン専門店「どみそ」とタッグを組み、
更には名うての製麺所・浅草開化楼がこの企画の限定麺を制作し、
新潟復興のためにイベントを開催します。

被災地農家の食材を用いてラーメンを拵え、
収益(ラーメン代)の50%を支援活動の費用に充てる。
そんなチャリティイベントなのです。


12月9日(日) 11:00〜未定(500杯)
ラーメン凪 渋谷本店  ※詳細は記事の一番下に。

マスコミで何も言わないから、もう大丈夫と思っていませんか?
今ここでしか味わえない美味しいラーメンが食べられて、
なおかつ復興支援協力が出来る。参加しない手はありません。

凪の店主・生田さんは11月に入ってからも数回、
精力的に炊き出しに行かれています。
彼が7月の炊き出しから帰ったとき、
「むしろ励まされ、勉強させていただいた」と言っていました。

ボランティアとか、奉仕とか、慈善活動という風に言われがちですが、
こうして続けているということは、それはいわばキッカケであり、
これは【繋がり】なんだと思います。

わたしはラーメン関係者やブロガーなど、企画賛同者限定のレセプション
(2日)にも参加しますが、本番となる9日はどなたでも参加可能です。
たぶん心ある方々で一杯だと思いますが、一緒に並びましょう。

詳細はこちらをご覧ください。  
Posted by 青木 健 at 23:59Comments(2)TrackBack(1)

2007年11月28日

メン or ノット

「情熱大陸」で、デザイナーの佐藤卓さんは、
仕事は常に30件くらい抱えていると言っていた。

わたしは今、15件ほど抱えている。
フッフッフ。超売れっ子の半分か。なかなかだ。

…違うんだよ。
佐藤さんにはスタッフが何人もいるじゃないか。
わたしゃひとりっきりだよ。
なんなんだ、毎日複数の締切があるってのは。


今週わたしはラーメンが食べられるのか!!

なにしろわたしは、カップ麺とか、定食につけた半ラーメンとかは、
ラーメンとしてカウントしないんだから!

…って違うんだよ。
仕事が間に合うのかってことなんだよ。
間に合わなかったら「探さないでください」って書き置きを残して
動き始めた汽車にひとり飛び乗るしかないから、
どうあっても間に合わせるけどもね。

明日からの1週間は特に凄まじい。人生最大級のビッグウエーブ。
ラーメンどころか、どのタイミングでどんな食事を取るか考えないと。

早く眠りたいが、これが人生最後の睡眠になるような気分で、起きるのが怖い。
と思うと昂ってきて眠れずに、こんな文章を打っているのだった。  
Posted by 青木 健 at 00:50Comments(8)TrackBack(0)

2007年11月25日

ソノヒダケ

今回は、限定メニューについてです。

通常メニューではなく、期間限定、数量限定、季節限定、店舗限定などで
提供されるイレギュラーなメニュー。
魅惑的なワードなので、引き寄せられてしまう人も多いでしょう。
そればかり食べ歩いていても、かなりの数に上るでしょうね。


ラーメン・コレクターの方々は、様々な味を求めて食べ歩くので、
そういった限定メニューも、もちろん食破を目指していると思います。
ラーメン・リピーターの方は決まった店に通いつめるわけですが、
普段と違う限定メニューは、馴染んだオーダーに変化をつけられるし、
失敗だと思ってもすぐまた次の機会に、普段のものを食べればいい。
(同じメニューしか食べないストイックなハードリピーターも存在しますが)


ラーメン・サイクラーであるわたしは、限定メニューは滅多に食べません。

最大の理由は「また食べたいと思っても食べられないから」です。
ある期間をあけて定期的に訪れるサイクラーというのは、
「ああ〜これこれ! この味だよね〜!」という喜びを求めるわけですね。
記憶が薄くなった頃に、再び味を舌と脳に刻みに行く。
限定だとそれができない。「麺屋 武蔵」などは「二度と同じ限定は出さない」
と謳ってますし、尚更です。
同じ店に間を空けずに行くことになってしまった場合などには手を出します。

「常に新しいのがラーメンの魅力」というご意見もあろうかと
思いますが、いつも「あ〜これこれ」と感じて楽しめるということは、
基本の味を守りながらも、見えない改善を加えている証拠ですしね。

そんなわけで「多賀野」へ行っても「中華そば」ばかり食べてしまう。
(多賀野は限定以外のレギュラーメニューも評判が高いというのに…)


また限定の中には、アレンジしたに過ぎないモノもあります。
基本のスープや麺は同じで、具やタレをいじってるだけとか。
ま、最近の限定はそんな安直なメニューはあまりなく、
技量の披露ともいえるような独創性溢れるメニューばかりですが、
楽曲のヴァージョン違いみたいで、そうそうオリジナルを抜きん出ない。


そんな中、わたしが今まで一番心に残っている限定麺は、
本八幡にある「菜」の2004年12月の限定、

牡蠣味噌 菜流 鶏肉と柿の肉団子入り、南瓜風味のマスカルポーネ添え

です。
ネギもチャーシューもメンマもない。ラーメンを食べている感覚はなく、
どこにもない麺料理でした。そして、とてつもなく美味しかったんです。

マイナス面は灰色っぽいスープの色が美味しそうに見えないことくらいで、
850円という価格を遥かに凌ぐ完成度。
気分としては1200円くらい払ってもいい。
味噌に頼るような味ではなく、洗練されていながら迫力がありました。
明確なダブルテイストとしてはかなり先駆けでしたし、
かといってそんなギミックも必要ないくらい、スープに説得力があった。
似たようなメニューを、限定といえど他店で味わったことがありません。
あれはまた食べたいな(←サイクラーだから)。

ところで、名前が長いですね。
でも「菜」の限定メニューの名前はこんなもんじゃないんです。
一例を追記にしておきますので、良かったら見てみてください。  続きを読む
Posted by 青木 健 at 14:00Comments(2)TrackBack(0)

2007年11月20日

美食星雲

「ミシュランガイド東京 2008」が、今週木曜日に発売です。
それに先駆けて掲載店が発表されました(一覧)。

なんと、二郎が三ツ星を獲得!
…といっても、「すきや橋 次郎」の小野二郎さんのことです(^-^;


●三ツ星を獲得した店がミシュランガイド最多の8店舗。
 (22カ国での三ツ星総数は68、前回のロサンゼルス版では三ツ星は0)
●日本食での三ツ星は世界初。
●星の総数でも191個で、97個のフランスを約2倍も上回る。
 (フランス版は三ツ星店の数で上回るが、東京版は「日本版」ではない)
●掲載の全150店舗がすべて星を獲得したのも世界初。
●三ツ星8店のうち5店舗が日本料理。
●小野二郎さんが世界最高齢(82歳)の三ツ星シェフとなる。


…など、発売前から世界中で話題になっているようです。
しかし、22カ国目ってのも愛国心傷つくよね。

しかし、ミシュランの総責任者に「世界一の美食の街」と評される土壌を
作り上げたのは、敗戦国となったおかげ(という言い回しは不謹慎だが)
があると思うのはわたしだけではあるまい。


「評価するのは皿の中だけ」とも「味だけで三ツ星はとれない」とも
言われるミシュランの評価基準ですが、
わたしは三ツ星どころか、すべての掲載店に行ったことがありません。
なので、イチャモンなんかつけられるはずもなし。

ま、いつか行きますよ。でも行きづらくなるでしょうね、これから。
二ツ星の格付けは「遠回りしてでも訪れる価値がある素晴らしい料理」だが、
遠回りして行っても予約してなきゃ半年先まで入れないという(笑)

ニュースを見ていると、宮崎哲哉が来栖けいを差し置いて店主の来歴を
熱く語ったり、一時期干されていた感のある山本益博がやたら出てきたり、
取材をしている女子アナが、メイン食材でなく薬味を絶賛したりするので、
わたしは失笑しまくってますが。こうやって踊るんだろうな、みんな。


ところで、当然ながらラーメンは入っていません。
入ってもらっても困る。
ラーメン屋さんに予約しないと入れないなんて、ほんと困っちゃう。
いつの日か、「中村やessence」や「MIST」のようなラーメンレストランが
星を取ることもあるでしょう。そうあるべき。でもそれはそれ。

冒頭の「すきや橋 次郎」の小野二郎さんは、
手の感覚を守るため寝るときも常に手袋をし、味覚を鈍らせないために
味や匂いのきついものは決して食べないという。
そのストイックさによる寿司、ぜひ同じように体内バランスと味覚を
浄化させてから食したいものです。

しかしそれでも、小学4年生の時に岡野先生に買ってもらって
初めて食べた、小僧寿司のバッテラの味は忘れないでしょう。


ちなみにわたしは、自分が料理に星や点数、順位をつけるのは
好きじゃありません。線引きはありますけどね。  
Posted by 青木 健 at 11:37Comments(2)TrackBack(1)

2007年11月19日

ドラーメン


今日はドラマ「ガリレオ」の第6回「夢想る」ですね。みなさん観てますか?
おっ? 今日はテレビネタ?
…いいえ、それでもやっぱりラーメンネタです。

以前書いたように「Dramaticラーメン」というジャンルがあります。
わたしが言ってるだけですが。要するにロケ地探訪ですね。

録画した「ガリレオ」第2話「離脱る」を観ていましたら、
内海薫(柴咲コウ)と弓削志郎(品川祐)がラーメンを食べている。
もちろん内容以上にわたしのラーメン神経が反応しました。

エンディングをチェックすると、
「中華麺店 虎」だか「中華麺舗 虎」だかの文字。
美術協力や撮影協力はテロップの字が小さくてよく見えませんね。

こういったラーメン店は、ラーメン情報サイトにはほとんど載ってない。
ロケ地を探すのも、以前はたいへん苦労したものですが、
最近はかなりいいDBサイトが出来ました。しかも情報がとてつもなく早い。
過去作品の洗い出しはなかなか難しいですが。

この店「虎」は武蔵新田駅からすぐの店みたいです。
(そのロケDBにも、場所の詳細な情報は掲載されていません。
 本来の目的以外の人が集まってしまいやすいからですが、
 そのへんの倫理観が好ましいですね。)

すでに未訪のDramaticラーメン店が15軒くらい溜まってますが、
時間がなくて行けません。興味のある人は行ってみてください。
味は保証しませんが、柴咲コウがいたと思って食べれば美味しいかも(^-^;

やはり都心よりはロケがしやすいというのもあるんでしょうか。
お隣の矢口渡には「平成夫婦茶碗」の「金満ラーメン」があります。
あっ、間違う人はいないと思いますが、お店の名前は違いますからね(笑)  
Posted by 青木 健 at 12:08Comments(4)TrackBack(0)

2007年11月18日

宿題すんで祝だい!


「宿題店」という言い方をご存知だろうか。
(…ここをご覧のほとんどの方には常識だと思いますが。)

ラーメン好きの間で宿題店といったら、
「まだ食べに行っていないが行くべき店、行きたいと思ってる店」のこと。
もちろん人によって違いはあるのだが、おおまかな共通認識としては、
以下のようなお店が該当します。

まず、いわゆる聖地的なカリスマ店。
閉店してしまった東池袋大勝軒や春木屋、麺屋武蔵、二郎三田本店などに
行っていないと「おこがましくてラーメン好きを名乗れない」という気になる。
ラーメン教の洗礼を受けるような感覚。未訪の人には宿題中の宿題。
東池袋大勝軒はもはや永遠の宿題店となってしまった人もいるでしょう。

何かの元祖というのもそうです。支店や亜流、インスパイア系を食べても、
「元祖を知らずしては語れない」という意味で。
つけ麺の元祖として「東池袋」と「中野」、両大勝軒は押さえておきたいし、
二郎、がんこ、吉村家、武蔵、たんたん亭など、一大勢力の創始店、
半チャンラーメンの「さぶちゃん」、油そばの「珍々亭」、Wスープの「青葉」、
半熟玉子の「ちばき屋」など、メニュー、調理法の元祖(とされている)店。

ここまではだいたい老舗が多い。
新しめの店なら、評判が良く、ラーメン好き以外にも知名度が高い店や、
マスコミの話題をさらった店などは宿題になりやすいですね。
頑者、本丸亭、六厘舍、きら星、麺処くるり、69‘N’ROLLONE…などか。
(頑者を新しめというのも、もう語弊がありますが…)

捉え方の違いはあれど、以上が広義での「宿題店」。
言い換えれば「ある程度、評価されている店」でしょうか。
個人・狭義では「好きな系統を一通り食べないことには…」とか
「この地域を制覇しよう」など、自らお題を決めたりもしますね。
無名店でも「凄くオススメされたから」なんて場合も宿題にしたりします。


ラーメンサイクラー的には、ここ数年で出来た店は「宿題店」とはしません。
そう簡単に新店ばかり攻めるわけにはいかない。
それを踏まえて、今回数週間の間に各地を巡ったのでした。

「むらもと」「来来来」「らいおん」「富士丸」「勇次」
「おやじ本店」「星の家」「ぜんや」「麺家 うえだ」「みんみん」


さすがにいい。魅力が直球で届くラーメンは、ほんと好きだな。
これでわたしの宿題店(in首都圏)はほとんどなくなった。
そしてまた新たなラーメン・サイクルが始まるのである。
その他に残っている宿題店といえば…

「関内二郎」「神保町二郎」「新代田二郎」「辰屋」「麺でる」

二郎系ばかりですね。どの店も量が多いので食べ歩きなのに1軒しか
行けないとか、待ち時間が…とか色々あるんで、宿題になりやすいんです。
この状態のことを小柳ルミ子の歌からとって、
「今さらジロー」と言います。言いません。  
Posted by 青木 健 at 02:25Comments(0)TrackBack(0)

2007年11月14日

あの「味と」…


「ajito@大井町」で食べた時は、そのスタイル・舌触りに驚いたし、
味付けの方向性や、つけ麺とラーメンという違いもあったんで、
まったく結びつけて考えなかったんですが、似た味がありましたよ。
といっても、ある方に指摘されて気がついたんですが。

「ざらつく舌触り」が特徴の、たくさんの「野菜のピューレ」を
ベースにした「洋風スープ」、それは「ソース」と呼ばれ…


…ほら、あの店名が浮かんできませんか?

今はもうないお店。
かつて集合施設で営業されていたお店…。

そう、「せたが屋 雲」ですよ。

「ajito」って「せたが屋雲インスパイア系つけ麺」じゃない?
インスパイアされたわけじゃないのならそれまでですが。

当時は時代が追いつかず「1歩先の未来型」になってしまったけど、
今なら「半歩先の最新型」で理解されうる、ということなのかな?
(と、自分の舌に問うている)  
Posted by 青木 健 at 19:20Comments(2)TrackBack(0)

2007年11月13日

一万円で睨まれちゃうから崩してく


ラーメン屋さんは単価が高くないから、
一万円札で支払うのは、確かに作法として美しくない。

1人でやっている店では手が足りずに「両替お断り」だったりする。
わざわざ券売機にした意味がなくなっちゃうってこともあるしね。
客が勝手にお釣りを取っていくいく店もあるが、そこでも高額紙幣は御法度だ。

「両替お断り」とは謳ってない超有名店(老舗)で、店長が
「うちはラーメン屋なんだからね、小さい額の商売なんだよ!
 せめて千円札くらい用意してきなよ!」
って怒鳴り散らしたのを見たこともある。気持ちはわからんでもないし、
どういうシステムだっていいんですけど、客に説教するのはちょっと…。

そんなことになるのは御免だから、わたしも普段は小銭もしくは千円札に
崩していくし、大きい札を出すことはほとんどない。
それだけに時たま万札を出すと、イレギュラーなことが起こりがち。


以前、笹塚の某店で「大きいのですいません…」と5千円札を出した時。

「ハイ〜〜、お金持ちのお坊ちゃん〜!!」

なんてやられて、苦笑しましたわ。
人によったら怒るでしょうよ(そういう対応多いんだけどね、この店)。


つい最近、ある新店に行った時のこと。
食事をして、会計です。
この時もたまたま小銭がなくて、1万円札を渡しました。
レジの中には、1万円のお釣り用に、お札を束にしてあるでしょ。
千円札5枚と5千円札1枚で。
5千円札を半分に折って、間に千円札を挟んでるやつね。

で、店員のオジさんはその束から千円だけ抜いて、わたしに渡すわけですけど、
なんと、5千円札が横になったまま(4千円挟んだまま)差出してきました…。

数えて渡すまでしなくていいと思うけど、せめて揃えようよ、札。
未だかつてそんな作法を見たことないし、今後もまずないでしょう。
貴重な経験でした。
このオジさん、声は一生懸命出してるんだけど、
「客商売初めて」って感じがありあり。
他のお客さんとのやり取りを聞いててもわかります。
なので怒りはしません。頑張って欲しいと思います。


ちなみに店名は伏せますが、
「味の要は魚のアラだが、店のアラは店員の無作法である」
といえば、ラーメン好きならおわかりでしょう。


タイトルはよくダジャレでつけていて、それを解説するのはイヤなんですが、
なんだこれ?という方も多いかもしれないですね。
今回は「創聖のアクエリオン」というアニメの主題歌の歌詞、
「一万年と二千年前から愛してる」より引用しました(^-^;  
Posted by 青木 健 at 16:56Comments(2)TrackBack(1)

2007年11月12日

味確認嗜好部隊

若年層の自殺とか、異物混入とか、飲酒による交通事故などが
いつも連続して起こるのは、似た事件がクローズアップされるために、
頻発しているように見えたりするから、でもありますね。


ということで、食品偽装です。ネタ的に遅いですが。
肉希望、ホワイトラバーズ、レッドハッピー、ラッキートリリオンと、
ずっと続いています(和訳・英訳は伏せ字のためで、でたらめです)。

その辺はとくに驚かなかったけど、比内地鶏にはちょっとびっくり。
だって使ってるラーメン屋さん多いでしょ。
お前は自分が食べるかどうかが基準なのか!…そうです…すいません。

ラーメン屋さんでは肉よりガラだろうから、そんなに影響はないのかな?
廃鶏って老鶏とは違うんかね?

偽装を行っていた社長さんだか、管理の組合長だかが、
「加工されたら、プロでもわからない」
と、比内地鶏の価値を大暴落させるような発言をしていたそうだが、
それならわたしには到底わからないだろうな。
ま、ブロイラーより格段に固いというのはすぐわかるけど。
…待てよ。だったら不当表示とか安全性とか偽装とかいう前に、
そもそも、正しい比内地鶏の肉に存在意味があるのか?


石神秀幸さんは「神の舌」を名乗っておいでだ。
以前、雑誌上で味覚の検査を受け、東京歯科大千葉病院の教授から
お墨付きをもらっている。その他、「美味しんぼ」の栗田さん
(現・山岡史郎夫人)のように絶対的な味覚の持ち主や、
世界的シェフにダメ出しができるフードコーディネーター・結城摂子さん
クラスの知識や感覚があれば、味の違いもハッキリわかるのかな?

わたしが「蓬莱軒@新倹見川」でラーメンをいただいた時のこと。
好みドンピシャの味にシビレていたのだが、
スープに“貝”らしき旨味を感じた。「…これは…アサリだなッ!」
などとしたり顔だったのだが、帰りの電車でガイドブックを確認すると
どっこにもそんなことは書いていない。

後日、自宅でウルメイワシ、サンマ、アジの3つの煮干しの味を
確認したことがあり、その時うっかりウルメのダシを煮詰めてしまった。
それを何の気なしに味わった時、ハっと気付いたのである。

「あの時の、貝の味だ!」

そう。煮干しを長く煮たときに強まる魚介感を貝の風味と勘違いしたのだ。
まるで久留米や和歌山・井出系ラーメン発祥のエピソードのようだが、
この時気付かされた。ラーメンにする時は、和風ダシもやや強めに
とらないと意味がないということを。
まあ、自分の味覚は元々あんまりあてにならんということです。


…という自然な流れ、いや、番宣で出てきたゲストみたいでとっても
不自然かもしれませんが、現在わたくし、ファンサイトという会社から
「リサーチラボ研究員」なる役目を拝命しています。

その第1回目として「クオリ」という浄水器のリサーチをしています。
このあてにならない味覚で、「水の味」という難題にどう挑んだのか、
興味のある方はご一読ください。

ファンサイト リサーチラボ「整水・浄水器 クオリ編」  
Posted by 青木 健 at 02:56Comments(2)TrackBack(1)

2007年11月10日

彩・優秀新人賞



石神本が10周年ですが、雑誌「東京1週間」も10周年。
そして現在発売中の号の特集は「第8回 ラーメン大賞!」です。

醤油部門がとうとう2つに分かれたり、汁なし部門が新設されたり
オリジナル部門が消えたり、部門別に新人賞がつくなど改新されてます。

いや、発売の翌日までまったく知らなかったんですよ。
あるお店に行くまで。
そのお店に着いて、ふとファサードを観ると記事が貼ってある。

「…なになに……えっ! 最優秀新人賞!?」

うちから4駅。都立家政にある「麺や 七彩」です。
わたしはBもHも済んでいるので、…ってなんだかイヤラしい言い方みたい
ですが、この店のBというのは喜多方の「坂内食堂」に触発されて作られた
塩味のこと、Hは同じく「はせ川」の味を発展させた醤油味のこと。
それらは食べているので、今回は鶏白湯つけ麺820円を。

透き通って塩分強めのつけ汁。麺には、なんと鶏肉と葱、そして濃厚な
鶏白湯スープが入っている。そのままつけ麺としても食べられるが、
別皿の酢橘や、何度か食べてる人には「塩」が添えられるので
それらを組み合わせたり、胡椒を振ったり、麺の方につけ汁を注いだり、
様々な味わい方が出来ます。実は麺だけそのまま食べてもかなり美味。

でも相変わらず、味について細かくは書きません。
このつけ麺に関して、よそのブログを探したら、落ち込むくらい豊かな
感受性と深い洞察による文章が出てきて、さっぱり書く気を失いました…。


以前にこのお店を取り上げた時、店の「カラー」を感じないと書いて、
ファンの方(?)からご指導を受けてしまいましたが、
やっぱり店としての「キャラ立ち」みたいなところが全然ないんですよね。
(余計なお世話は重々承知です)

でも思い直しました。
その無頓着さがこの店の「限定しない可能性」につながる気がするかも、と。
それくらい、基本の2種類のラーメンと、つけ麺にギャップがあったんです。
店舗とかでイメージ作っちゃうと、一方向で見がちですもんね。
とはいえ、七彩らしい味づくりも同時に感じられました。
「素材の味を活かすギリギリのラインにこだわる」というニュアンス。

帰りに「東京1週間」を買って読んだら、店名の由来が書いてありました。
「何色にも染まらず、色々な色の料理を出していく」
という意味があるそうです。
なるほど、自分の実感と、その言葉で納得。


ところで、「ラーメン大賞」の最優秀新人賞って、
これまでの8回のうち3軒(「五行」「69‘N’ROLL ONE」そして今回の
「麺や七彩」。ある意味「渡なべ」も)は、新人とは言い難いですよね。
他の新人さんたちはずるいよ〜なんて思ってないのかな?  
Posted by 青木 健 at 00:25Comments(2)TrackBack(0)

2007年11月09日

食い図



前回の日記で、
「数十人の方々と名刺交換させていただきました」
と書きましたよね。

上の画像、ブログのプロフィールと同じですが、
これが名刺に印刷されています。
で、名刺をお渡しした時に、よく指摘されたのが、


「このラーメンはどこのラーメンですか?」です。


って、イラストですよ!?
さすがラーメンを愛する皆さん、目のつけどころが違います。
ちゃんとモデルがあるはずだって思うんですね。

当然あります。

ヒントを出せば、だいたい4割くらいの方が当てられましたが、
いくらヒントを出してもわからない人もいらっしゃいました。
そんな中、最も早く正解した方は……ドドドドド(ドラムロール)……



「きら星」の星野さん です!


ほとんど、渡して2、3秒。
他の方は「これってどこの…」と聞いてから考えておられましたが、
星野さんはいきなり店名から言いましたからね。もちろんノーヒント。
さすが、元々相当なラーメンフリークだった面影は、今も変わらず。

皆さんはわかりますか?

当ててもプレゼントなどはないですが……。
正解はまた後日に書き込みます。


●11/10
ではそっと正解を発表します。  続きを読む
Posted by 青木 健 at 01:55Comments(9)TrackBack(0)

2007年11月08日

神の舌10周年



石神秀幸さんの、いわゆる石神本が出版10周年を迎えたということで、
先日、その記念パーティーに参加してきました。
いえ、招待されたんじゃなく、ブログ読者枠に応募して(^-^;

開始時間ギリギリに駆けつけると、通りの向こうから渡ってくる人が。
あっ、中村屋のご主人じゃないですか。う〜ん、入る前から凄いな。

お店に入ってみたら、まあたくさんの人、人、人の波……
ほんとに、満員電車というか、芋洗い状態というか、押し合いへし合い。
基本キャパ80人のお店に、ピーク時には260人以上がいたそうです。
いま仕事をご一緒している編集の方が、開始時刻からずっといらしたのに
3時間過ぎるまで気付かなかった…といえば、その混雑ぶりが
わかっていただけるでしょう。

そこかしこに有名店のご主人や、ラーメン評論家の顔が見えます。
たぶん普段はもっとラグジュアリーなお店なんでしょうし、
そのうえ人が少なかったら…と思うと、混んでて良かったかも。

石神さんはホストに徹し、とても低姿勢に挨拶されていました。
見ていて、ほんとに疲れただろうなと思います。
10年間、同じテーマで本を出し続けられたということ。
それがこれだけの人数と顔ぶれに現れているかのようです。
ひとつの偉業であると思います。

…とはいえ、正直な話をしますとですね…  続きを読む
Posted by 青木 健 at 04:48Comments(0)TrackBack(0)

2007年11月05日

どっと混んで

昨日、突然1日のアクセス数が300を越えました。
来ていただいている皆さん、どうもありがとうございます。

とらんさんレイディオに出演させていただいた時、
友人・知人・仕事先、あらゆるアドレスにメールを送らせてもらい、
一時的にアクセス数が伸びたんですが、それでも300を越えなかったのに、
なんでいきなり?
…考えてもわからないことはおいていきます。

そう、やらなくてはならないことがある。

頑張って作ってます。
Tシャツ販売の「ラ部」サイト。

って、テンプレートいじってるだけなんですけど、
ネット関係ってとんと弱いんですよね。
「.com」ドメイン取って、レンタルサーバ借りて…
ドメインとアカウントの違いもよくわかってなかったんで、
たいへん勉強になります。


そんな中、今日はある有名な方のパーティーに参加してきます。
ちょっとドキドキ。  
Posted by 青木 健 at 13:12Comments(2)TrackBack(0)

2007年11月03日

グル漫画



「月刊とらさん 11月号」が発売になりました。
わたしが漫画「O崎のラーメンライフ!」を連載させていただいておりますが、
おかげ様で好評をいただき、その影響で漫画のご依頼があったりします。
ありがたいことです。

主演(?)の大崎さんから、元ネタが送られてくるのですが、
毎回、早く漫画にしたくなる、絵に起こしたくなる話ばかり。
わたしが一番楽しませてもらっているようなものです。

今回は大崎さんの会社の、新入社員さんにまつわるお話。
この方、第8回ラーメン王選手権で準優勝されている方なんですが、
その時に驚くべき知識量や記憶力を見せつけていたんですね。

わたしが「とらさんラジオ」出演時に、街角で待ち合わせた際、
彼はすぐにわたしに気付いてくれました。
きけば、以前「凪」で紹介された時に憶えていたとのこと。
少し遠い場所だったし、きちんと挨拶してはいなかったのに、
さすがの記憶力だな〜と感心しました。

そんな彼が初登場するエピソード、なかなか面白い話ですので、
ぜひご一読ください。

そんな中、わたしはすでに12月号の締切に追われているのでした…。



わかっていると思いますが、タイトルは「グルマン(仏)+マンガ」です。
カルト教団関係のマンガのことではありません。  
Posted by 青木 健 at 14:46Comments(0)TrackBack(0)

2007年11月03日

煩悩の画家、誤報


打ち合わせのあと、ほど近い駅の某店で夕食を。
とはいってもここは駅からバスで20分もある。

バス乗り場の行く先がいくつもあって、終点じゃなく経由地に
行くとなると、ちゃんと着くのかドキドキしませんか?
こういうのって経験とか慣れとかってものじゃないんですよね。
大丈夫だってわかっててても怖い。
たぶん老人になってもそうだと思う。トラウマっていうのは…(略)

バス停に着いた。閉店時刻が迫っている。あと5分しかない。
この街道沿いだというのはわかっている。さあ、右か? 左か?
ちょっとそこのお姉さん。
「みんみんですか? みんみん…みんみんは……………コッチです!」
ありがとうございます!
だだだだだ…ひゃ、100メートルほど走ったが、ない。
すいません、そこのマダム。
「みんみん? もっとずっと向こうよ、クスっ」
えっ!! 反対方向ですか?!

ちくしょーあのアマ、デタラメを!!
だだだだだ………はぁはぁはぁ………だだだだだ
あったぞ! ガラッ。閉店時刻ちょうど。
すいません、まだ大丈夫ですかッ!?
「は……はい…」
なんだ? この怪訝な空気は。
「えーと、バラチャーシューメンの並を」
普段はチャーシューメンなんて絶対頼まないけど、
ここは有名だからね。
ハヒー、それにしても疲れたあぁ〜〜。どれどれ、メニューを拝見。
へ〜、かけ中華とかあるんだね。
…あらっ!? 閉店時刻は20時じゃなくて20時15分なの!?
どこでも20時って書いてあるよ〜。
だから店員さんたち、ヘンな顔してたのか。

もーあっちもこっちも間違いだらけだよ〜。
なにが情報化社会なのよ。トホホ。
でも美味しかったからオールOK。  
Posted by 青木 健 at 00:29Comments(0)TrackBack(0)

2007年11月02日

女優甘味論

昨日そんなことを書いたら…
今日の「アメトーーク」が、スイーツ芸人だったのだが、

「女優さんをスイーツにたとえると…」

というコーナーをやってた。
こういう妄想系は関根勤の独壇場ね。
長澤まさみはフルーツケーキ、松たか子は抹茶ロールケーキ(栗入り)だって。
ふんふん、なかなかいい線いってるんじゃない。

わたしの「ラーメン女優論」と似ているが、根本的に違うのは、
女優から発想していくわけじゃないということ。
あくまでラーメンを味わった上で女優さんが出てくるのだ。
スイーツでもパスタでも、きっと逆からの発想はしにくいはず。
そこが「定番モノ」で括れないラーメンの面白さだ。

それはそうと、長らくお待たせしている企画については、
いよいよ来週大発表となる予定です。
もう少しお待ちください!  
Posted by 青木 健 at 02:52Comments(0)TrackBack(1)