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青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター他。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2008年01月31日

暴啜族

※わたしの手違いで、このエントリーが4つもアップされていました。
 すみません。3つは削除しました。

前回、「『順番に食い終わって帰れ』的な空気を出す店」
と書きましたが、それが仕方ないというか、前提である店、
つまり「総入れ替え制の店」に行きました。

本川越にある「頑者」です。もう3年ぶりくらい。
彼女が珍しくラーへの同行を申し出てくれたので、一緒に。
彼女は蕎麦でも饂飩でも、いわゆる“もり”メニューしか食べないので、
ラーメンもやはりつけ麺の方がお気に召している。

さてこのお店、「店主が無愛想でイヤだ」なんて書き込みをよく見ます。
それを知ってか知らずか、以前よりずっと声を出されていました。
でもね、わたしは昔からここの接客に不快感を持ったことないです。
確かに愛想はないご主人だけど、ラーメン作りに集中しながらも、
常にお客さんに目を走らせてるから。
わたしは注文を待ってる時、ラーメン作ってる人を見てる。
だから「頑者」では、必ずご主人と目が合うのよね。
イヤン(なにが?)



おお、麺が太くなったね〜。コシもムチっと相当強くなってる。
魚粉はもっと荒かったよなあ。そんな記憶がありますね〜。



ところで、わたしの左隣のオッサンが、
肩とか揺らしまくりの、やたら激しい食い方で、
もの凄く大きな音を立てて、勢い良く啜ってたんです。

どっずうおあああ〜〜〜! ずっぞ、ずっぞ、ずるずるずしょおおお〜ッ!!

あ、あのー…うっさいんですけど…。
これも「『順番に食い終わって帰れ』的な空気」の要因のひとつ。
いや、まあ、好きに食えばいいんですけど、それにも限度というか…
もーちょい空気を読んで欲しい…。向こう側(カウンターの折れたとこ)
に座ってる男性二人も横目でガン見してるし…。


ところで、この音と動きを激しくして食べる所作、
これはラ部でいうところの【稲妻】と称する奥義なのです。

たとえばこんなシチュエーションに出くわすことがあります。
隣の席のカップルの女子かなんかが、周囲に聞こえるように

「ねえねえ、この前来た時って、なに頼んだんだっけ〜!?
 あっこれか〜、でもこれもうあたし飽きちゃったから
 今日は違うのにしよっかなー。
 ってゆーか全メニュー制覇しちゃいそうじゃない?
 もうあたしたちって、ここ何回くらい来てるゥ〜?」


…みたいな、人として残念なアピールをしているとき、
その口をふさぐのに絶大な効果を発揮する。

しかしそれを平常時にすることは、ラ部では禁じ手だ。
行う意味がない。はやる気持ちを少し押さえつつ、
周囲に気を配りながらみんな楽しく食べるのがラの道です。

で、その激しいオッサンは当然誰よりも早く食べ終わったんだけど、
我々もその次には食べ終わっていた。
彼女はスープ割りも全部飲み干してるのに、
先に食べ始めた隣の男性はまだ麺を啜っていたという…。

「どう?美味しかったでしょ?」というわたしの問いに、

「美味しさを感じる前に食べ終わってた」

と…。ああ…そう…。
足りなかったのね…。  
Posted by 青木 健 at 04:13Comments(2)TrackBack(0)