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青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2008年03月15日

ハピラー

モテラー」を読んだ幾人かの女性から、

「なに言ってんですか、女性だってラーメン好きですよー!!」

という意見をもらったが、ちょ、ちょっと待ってくれ。
それは的外れというものだ。
「ラーメンが好き」と「ラーメン好きの男が好き」って、
まったく次元の違う話しだから。

ラーメン好き男性が、一様にうんうん頷いているのが見えます。

しかしこの誤解、温度差、認識の差こそが、
図らずも男女の溝の深さを証明してくれました。

そこで今日はひとつ、こんなエピソードを紹介しましょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

今年の正月。うちの実家でのこと。
妹夫婦が、赤ちゃんを連れて泊まりで来てたんですね。
で、お正月といえば毎年昼間に、
「ラーメン、寿司、丼」の番組やってるじゃないですか、伊東四朗の。

妹の旦那さんは京都の生まれ。ラーメン処出身ということで、
ラーメン好きなんですね。で、わたしとじっくり語ってました。
妹も、赤ちゃんと一緒にコタツに入り、
「へえ〜ホンマぁ」(すっかり関西弁に感染している)
とか言いながら観てたんです。
その番組が終わって、わたしがトイレへ立とうとした時、
ふたりの会話が耳に入りました。

旦那さんが妹に、
「なんか、ラーメンの話ばっかしてもうて、ゴメンなあ」

と言うと、妹は即座に「ええねん」と言い、続けてこう言いました。


「ラーメンの話をしてるあんたを見てんのが好きやねん」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

…皆さん、これですよ。
好きになった女性がラーメンが好きかどうかなんて関係ないんですよ。
「共感」ではなく、「理解」してもらえるかどうか。
男性側がそのための伝え方をしてるかどうか。
それを差っ引いても余りある何かを持っているか、です。

旦那さんはわたしより年上だし、別にカッコいい人じゃないし、
「モテ」からは遠いとこにいるかもしれないけど、
その状態は絶対に「幸せ」でしょう。


なにも「結婚した漫画家・赤松健の超オタク趣味に合わせようと必死で、
コスプレに目覚めてしまった奥さん」のようになってもらう必要なんかない。
あれは純粋培養で育ったお嬢様ゆえの相当なレア・ケース。

ラーメンに関して無菌状態だった女の子と、
やがて店名を言い合えるくらいストレスフリーになるのはいいが、
その子が、「鶏油の使い方がクドい」とか「旨味に頼り過ぎてる」とか
言うようになっても却って嬉しくないだろう。

名曲「ぼくらのライダーマン」の、前奏ですでに泣きそうになる
わたしの気持ちを女性に共感されても、なんかイヤだって話だ。  
Posted by 青木 健 at 21:02Comments(0)TrackBack(0)