2008年07月30日
八熱地獄:漆
ラーメン八熱地獄巡り:其の漆
大焦熱地獄! 〜無化調の真価
次なる店は、「麺や 七彩」の、辛いつけめん
さてさて、極辛道も、無化調まできましたよ。
当初の予定にはなかったのですが、マッハさんから
「かなり辛いですよ」との情報を得て、来訪。
シャッター(開店前到着)5人め。某テレビ局の取材が入ってました。
といって、カメラが1台と、そのご家族らしき方、合わせて3人が
いただけのことですが。
何人かのお客さんが声をかけられていました。わたしはスルー。
(自意識過剰なため、頭ではセリフを考えていたのだが…ちっ)
マッハさんから「辛さの控えめ可能」というのは聞いていましたが、
「辛さの増加」は特にやってないようなので、デフォでお願いしました。
店員さんが「色がつきやすいですので…」と紙ナプキンを持ってきて
くれました。のど元に…というのもアレなので、脚の上に。
厨房には様々なオーダーが入るので、作っているのを見るのも楽しく、
しかし厨房の藤井さんは大変そうだなあ〜と思いながら、つけめんを待つ。
あ、そろそろわたしのオーダーが作られ……
ぅおふっっ…
作っている段階から、もう辛いです。
席が鍋の真ん前だったこともありますが、
辛い湯気が、カウンター越しに鼻に侵入してきます。

辛いつけめん/(冷盛、大盛400g)870円
見るからに辛いですね。唐辛子ギッシリ。
さ、太麺をわっしと掴んで…ずるずるずる〜〜〜!
ワシワシ…ごっくん…どがーん!
無化調とは思えないほどにアタッキー。

例によって、口の中ビリビリです。
しっかり、一般的なところを飛び越えた辛さ。
「ぶちうま」の40辛よりずっと辛いですね。
香りも味も、危険域まで達してます。
でも…味がするんです!
って、なんだかヘンな言い方ですね。
これまでの激辛ラーメン(特に赤唐辛子系)の経験からすると、
普通は辛さが勝って、あとから旨味が膨らむもの。
しかもこれだけの辛さがあればなおさら。
ところが、魚介のしっかり効いた出汁が、辛さに負けず、
ぐんぐん主張している。酸味や塩味も仄かに顔を出してくる。
こんなに辛いのに、どうして出汁の味を同期させていられるんだろう?
激辛の食べ過ぎで、わたしの感覚がどうにかなってる?
たまに咽せそうになりながら、スープ自体もゴクっといってみる。
で、よ〜く考えたんですが、
たぶん、唐辛子と一緒に入っている様々な粒粒。
これが辛味と旨味のつなぎ(?)になっているか、
もしくは粒そのものが旨味を含んでいるんじゃないか。
何が入ってたかはわからないけど(すりゴマがあったように思ったが…不明)。
まあ、ダシ自体もとても濃いんでしょうね(結局フツーの話に…)。
切ったチャーシューがほろほろして、
豆モヤシもいいアクセントです。
この店でつけ麺を食べるのは初めてだったんですが、
やや太めで平たく、表面に幾分ザラつきのある麺が、
またこれ、ツルツル入ってゆきます。
割り箸と置き箸があって、わたしは置き箸を使ったんですが、
この太麺には向かないですね。丸くて掴みづらい。
特に食べ始めには困難でした。

辛さがピークになる前に、麺だけ食べてみましたが、
どこか素朴な、優しい口当たり。
麺にも黒っぽいものが確認できますが、マッハさんのブログを見ると、
全粒粉(皮や胚芽ごと挽くもの)が入ってるようですね。
しかもそれに関しては自家製粉だとか!?
この麺が美味しいから、大盛りの量(400g)もペロリです。
とはいえ、かなり汗がにじんでます。
麺が残り1/5くらいになった時、スープ割りができるのかどうかが
頭に浮かび、先に店員さんに訊いてみることに。
(「中本」の冷やし味噌、「ぶちうま」ではできないので)
店員さんを呼び止め、言葉を発しようとしますが…
「あどぅ…えっど……ウぐッ、……ズーブばり…ア…でき…ばずか…」
声が出ない!!
これじゃ、思っきり辛さに負けてる人じゃないですか!!
「あ、スープ割り、できますよ〜」
「あ…じゃあ、あどで……おでが…いじまず…」
「辛さは大丈夫ですか?」
ああやっぱり! 辛くて薄めたいんだと思われてる!!
「ハ、ハイ…、今ぢょっど…ドドディ(喉に)がらんじゃっで…」
ダサい! ダサ過ぎる!
他のお客さんも(辛いんだ…)(無理しちゃって…)(うわー恥ずかしい…)
って憐れんでいたに違いない!!
…麺を食べ終え、今度は水を飲んで喉を整えてから、
「スープ割りお願いします!」
と言うと、藤井さんがそこで初めてわたしに気付き、驚かれました。
いえいえ、あれだけ忙しければ当然です。
たっぷり入れてくれるスープ。とても濃い魚介出汁が香ばしく、
また辛味も邪魔になりません。どこかオリエンタルな辛さです。
無化調スープで、この辛味に負けないんだから、
その濃さ、贅沢さは推して知るべし。気持ちいい汗が一筋、二筋。

で、汁完。
ぷはー…。かなり美味しい激辛でしたね。
繊細な技に定評のある七彩ですが、それはこうしたメニューにも
活かされているんだな〜と、店の底力を感じました。
…いやー、それにしても「七彩」は凄いですね。
基本の醤油と塩を作って、それも毎回直前に麺をしっかり手揉みして、
たくさん種類のある、冷やしやつけ麺も作って、卵かけご飯も出して、
それぞれ使い回しみたいな安易なこともしてなくて、
盛りつけも綺麗に、丁寧にするし、すべてのオーダーを味見するし、
わかりやすいようにお客さんに説明もするし…。
業者さんが、営業始まってから荷物(生もの?)を届けにきたんで、
店としてはかなり迷惑してるんだけど、お客さんの手前、
注意するわけにもいかず、でもしっかり業者さんには
無言のプレッシャーは与えてたり。
食材にこだわりのある店だから、そのへん厳しいんだろうな。
かと思うと、そんな忙しい時にいきなり電話が鳴って、
どうやら店の場所を訊いてきてるようなんだけど、藤井さんは
どちら方面から来るのか、とか、だったら電車は先頭に乗っていただいて、
だとか、細かく伝えているんです。
受話器を肩に挟んで、麺のゆで具合をみながら。
ゲーム機Wiiが売れたのは「コントローラーが今までと違う」なんていう
1点だけのことじゃなく、ありとあらゆる要素を盛り込んでいるから。
そんなことを思い出しました。
総合力があるってのは、素晴らしいことですよね。
大焦熱地獄! 〜無化調の真価
次なる店は、「麺や 七彩」の、辛いつけめん
さてさて、極辛道も、無化調まできましたよ。
当初の予定にはなかったのですが、マッハさんから
「かなり辛いですよ」との情報を得て、来訪。
シャッター(開店前到着)5人め。某テレビ局の取材が入ってました。
といって、カメラが1台と、そのご家族らしき方、合わせて3人が
いただけのことですが。
何人かのお客さんが声をかけられていました。わたしはスルー。
(自意識過剰なため、頭ではセリフを考えていたのだが…ちっ)
マッハさんから「辛さの控えめ可能」というのは聞いていましたが、
「辛さの増加」は特にやってないようなので、デフォでお願いしました。
店員さんが「色がつきやすいですので…」と紙ナプキンを持ってきて
くれました。のど元に…というのもアレなので、脚の上に。
厨房には様々なオーダーが入るので、作っているのを見るのも楽しく、
しかし厨房の藤井さんは大変そうだなあ〜と思いながら、つけめんを待つ。
あ、そろそろわたしのオーダーが作られ……
ぅおふっっ…
作っている段階から、もう辛いです。
席が鍋の真ん前だったこともありますが、
辛い湯気が、カウンター越しに鼻に侵入してきます。

辛いつけめん/(冷盛、大盛400g)870円
見るからに辛いですね。唐辛子ギッシリ。
さ、太麺をわっしと掴んで…ずるずるずる〜〜〜!
ワシワシ…ごっくん…どがーん!
無化調とは思えないほどにアタッキー。

例によって、口の中ビリビリです。
しっかり、一般的なところを飛び越えた辛さ。
「ぶちうま」の40辛よりずっと辛いですね。
香りも味も、危険域まで達してます。
でも…味がするんです!
って、なんだかヘンな言い方ですね。
これまでの激辛ラーメン(特に赤唐辛子系)の経験からすると、
普通は辛さが勝って、あとから旨味が膨らむもの。
しかもこれだけの辛さがあればなおさら。
ところが、魚介のしっかり効いた出汁が、辛さに負けず、
ぐんぐん主張している。酸味や塩味も仄かに顔を出してくる。
こんなに辛いのに、どうして出汁の味を同期させていられるんだろう?
激辛の食べ過ぎで、わたしの感覚がどうにかなってる?
たまに咽せそうになりながら、スープ自体もゴクっといってみる。
で、よ〜く考えたんですが、
たぶん、唐辛子と一緒に入っている様々な粒粒。
これが辛味と旨味のつなぎ(?)になっているか、
もしくは粒そのものが旨味を含んでいるんじゃないか。
何が入ってたかはわからないけど(すりゴマがあったように思ったが…不明)。
まあ、ダシ自体もとても濃いんでしょうね(結局フツーの話に…)。
切ったチャーシューがほろほろして、
豆モヤシもいいアクセントです。
この店でつけ麺を食べるのは初めてだったんですが、
やや太めで平たく、表面に幾分ザラつきのある麺が、
またこれ、ツルツル入ってゆきます。
割り箸と置き箸があって、わたしは置き箸を使ったんですが、
この太麺には向かないですね。丸くて掴みづらい。
特に食べ始めには困難でした。

辛さがピークになる前に、麺だけ食べてみましたが、
どこか素朴な、優しい口当たり。
麺にも黒っぽいものが確認できますが、マッハさんのブログを見ると、
全粒粉(皮や胚芽ごと挽くもの)が入ってるようですね。
しかもそれに関しては自家製粉だとか!?
この麺が美味しいから、大盛りの量(400g)もペロリです。
とはいえ、かなり汗がにじんでます。
麺が残り1/5くらいになった時、スープ割りができるのかどうかが
頭に浮かび、先に店員さんに訊いてみることに。
(「中本」の冷やし味噌、「ぶちうま」ではできないので)
店員さんを呼び止め、言葉を発しようとしますが…
「あどぅ…えっど……ウぐッ、……ズーブばり…ア…でき…ばずか…」
声が出ない!!
これじゃ、思っきり辛さに負けてる人じゃないですか!!
「あ、スープ割り、できますよ〜」
「あ…じゃあ、あどで……おでが…いじまず…」
「辛さは大丈夫ですか?」
ああやっぱり! 辛くて薄めたいんだと思われてる!!
「ハ、ハイ…、今ぢょっど…ドドディ(喉に)がらんじゃっで…」
ダサい! ダサ過ぎる!
他のお客さんも(辛いんだ…)(無理しちゃって…)(うわー恥ずかしい…)
って憐れんでいたに違いない!!
…麺を食べ終え、今度は水を飲んで喉を整えてから、
「スープ割りお願いします!」
と言うと、藤井さんがそこで初めてわたしに気付き、驚かれました。
いえいえ、あれだけ忙しければ当然です。
たっぷり入れてくれるスープ。とても濃い魚介出汁が香ばしく、
また辛味も邪魔になりません。どこかオリエンタルな辛さです。
無化調スープで、この辛味に負けないんだから、
その濃さ、贅沢さは推して知るべし。気持ちいい汗が一筋、二筋。

で、汁完。
ぷはー…。かなり美味しい激辛でしたね。
繊細な技に定評のある七彩ですが、それはこうしたメニューにも
活かされているんだな〜と、店の底力を感じました。
…いやー、それにしても「七彩」は凄いですね。
基本の醤油と塩を作って、それも毎回直前に麺をしっかり手揉みして、
たくさん種類のある、冷やしやつけ麺も作って、卵かけご飯も出して、
それぞれ使い回しみたいな安易なこともしてなくて、
盛りつけも綺麗に、丁寧にするし、すべてのオーダーを味見するし、
わかりやすいようにお客さんに説明もするし…。
業者さんが、営業始まってから荷物(生もの?)を届けにきたんで、
店としてはかなり迷惑してるんだけど、お客さんの手前、
注意するわけにもいかず、でもしっかり業者さんには
無言のプレッシャーは与えてたり。
食材にこだわりのある店だから、そのへん厳しいんだろうな。
かと思うと、そんな忙しい時にいきなり電話が鳴って、
どうやら店の場所を訊いてきてるようなんだけど、藤井さんは
どちら方面から来るのか、とか、だったら電車は先頭に乗っていただいて、
だとか、細かく伝えているんです。
受話器を肩に挟んで、麺のゆで具合をみながら。
ゲーム機Wiiが売れたのは「コントローラーが今までと違う」なんていう
1点だけのことじゃなく、ありとあらゆる要素を盛り込んでいるから。
そんなことを思い出しました。
総合力があるってのは、素晴らしいことですよね。

