2008年08月23日
無名良店
オススメ特集を思い立ったのは、実は今回の店がキッカケでした。
ある打ち合わせの帰り、いつもお世話になってるデザイナーさんが、
(青木さんなら当然ご存知ですよね〜的な発音で)こう一言。
「青木さん、有楽町にある“柚子ラーメン”知ってます?」
……全っ然、知らない……。
その方は、とくにラーメンフリークではないんです。
その証拠に、店名を訊いても出てこなかったですから。
後から、わざわざ携帯電話で店名を教えてくれました。
「店名わかりました。『ひょっとこ』です!」
……それ聞いても全然知らない……。
ラーメン好きの名折れ…とまでは思いませんでしたが、
「ラーメン好きという構造上の検閲システム」を再認識した瞬間でした。
すぐにネットで検索。
「和風柳麺 麺屋 ひょっとこ」
ショルダーネームはいかにも今っぽい、ソレっぽい。
「ひょっとこ」というと恵比寿にあった地獄ラーメンが思い出されるも、
こちらは激辛ではないようだ。
「らーめん」の表記は「ちゃぶ屋」と同じで「柳麺」。
細麺で魚介の効いた、優しい和風出汁のラーメンを想像するねえ〜…
(しなくていいから、さっさと行けよ)。
ああ、交通会館てここのことか。駅前の、1Fに三省堂のあるビル。
その地下に………あったぞ。カウンターだけの小さいお店。
…にしては、ポップ等がしっかりしてるから、どことなく母体があるのかも?
それともこの地下エリアを仕切ってるところが提供してくれてるのかな?
でもどことなくコダワリも感じる。
店頭に「香豊 柚子柳麺」と書かれたポップ。やはりウリなのでしょうか。

和風柚子柳麺700円
ラーメンで柚子というと、「麺屋 武蔵」や「平凡(現へいぼん)」の柚子、
「けいすけ」、「AFURI」、「宗」のゆず塩…などが思い浮かぶ。
薄切りの黄色い柚子の皮が浮かんでいるのを想像しますね。
でもこちらでは、青々とした柚子を丸ごと(皮のみ)、
陶器のおろし器でガリガリすり下ろすんですよ。ラーメン屋で初めて見る光景。
それを竹の刷毛でジャッ、ジャッ、と弾いてドンブリに入れる。
2杯作っていて、はじめの1杯に使っていた柚子の削れるところがなくなった。
で、2杯めからは新しい柚子を使ったのよ。
同時に作ってるんだからどちらが出されても仕方ないが、できれば順番通り、
わたしの方を新しいのにして!………と祈り。
ちゃんとその通りに出てきました(実際そんなに変わらないんだろうけどね)。
さすがにフレッシュ。食べる前からかなり清涼な香りが立つ。
スープを口にしても、麺を啜ってもツンと鼻を刺し、口中に香りまくる。
わざわざ柚子と銘打つわけだ…。
ミクロに感じようとすれば、青臭く、仄かに柑橘類の苦味すらある。
先にあげた店なども、ここまで柚子柚子してる店はないです。
基本は鶏ベースといった感じのサッパリ味ですが、食べ応えもあります。
チャーシューは厚く柔らかい…(バラじゃないと思うので)ロース。
半熟の味玉が半分、大葉や三つ葉を刻んだもの、メンマ、ネギ。
もっとチャンとした舌だったら、いろいろ問題があるのかな。
ノーマルの柳麺だったら弱いのかもしれない。
確かにメンマを自分とこで戻したりはしてないでしょうけど。
でも、某店(先に挙げた中の1店)とどこか似たような印象を受けました。
あの店があそこまで人気を得るなら、この店がもっと評価されていいと思う。
かたやその激戦区では必ず名前があがる名店、
こちらはまったくもってスルーでしょ。そこまでの差はないと思うなあ。
俳優なら笹野高史さんに演じて欲しいような、年配のご主人。
とても愛想良く、力強く湯切りをしてる姿からは、マジメさが伝わります。
しかもこのドンブリ、ラ博だか佐野実さんだかが開発した
有田焼のラーメンドンブリじゃなくって?
ファンというか固定客がついているようで、みんな席につくと迷わずに注文する。
色んな意味でちょっとびっくり。
まったくノーマークでしたが、いいラーメンでした〜。
ある打ち合わせの帰り、いつもお世話になってるデザイナーさんが、
(青木さんなら当然ご存知ですよね〜的な発音で)こう一言。
「青木さん、有楽町にある“柚子ラーメン”知ってます?」
……全っ然、知らない……。
その方は、とくにラーメンフリークではないんです。
その証拠に、店名を訊いても出てこなかったですから。
後から、わざわざ携帯電話で店名を教えてくれました。
「店名わかりました。『ひょっとこ』です!」
……それ聞いても全然知らない……。
ラーメン好きの名折れ…とまでは思いませんでしたが、
「ラーメン好きという構造上の検閲システム」を再認識した瞬間でした。
すぐにネットで検索。
「和風柳麺 麺屋 ひょっとこ」
ショルダーネームはいかにも今っぽい、ソレっぽい。
「ひょっとこ」というと恵比寿にあった地獄ラーメンが思い出されるも、
こちらは激辛ではないようだ。
「らーめん」の表記は「ちゃぶ屋」と同じで「柳麺」。
細麺で魚介の効いた、優しい和風出汁のラーメンを想像するねえ〜…
(しなくていいから、さっさと行けよ)。
ああ、交通会館てここのことか。駅前の、1Fに三省堂のあるビル。
その地下に………あったぞ。カウンターだけの小さいお店。
…にしては、ポップ等がしっかりしてるから、どことなく母体があるのかも?
それともこの地下エリアを仕切ってるところが提供してくれてるのかな?
でもどことなくコダワリも感じる。
店頭に「香豊 柚子柳麺」と書かれたポップ。やはりウリなのでしょうか。

和風柚子柳麺700円
ラーメンで柚子というと、「麺屋 武蔵」や「平凡(現へいぼん)」の柚子、
「けいすけ」、「AFURI」、「宗」のゆず塩…などが思い浮かぶ。
薄切りの黄色い柚子の皮が浮かんでいるのを想像しますね。
でもこちらでは、青々とした柚子を丸ごと(皮のみ)、
陶器のおろし器でガリガリすり下ろすんですよ。ラーメン屋で初めて見る光景。
それを竹の刷毛でジャッ、ジャッ、と弾いてドンブリに入れる。
2杯作っていて、はじめの1杯に使っていた柚子の削れるところがなくなった。
で、2杯めからは新しい柚子を使ったのよ。
同時に作ってるんだからどちらが出されても仕方ないが、できれば順番通り、
わたしの方を新しいのにして!………と祈り。
ちゃんとその通りに出てきました(実際そんなに変わらないんだろうけどね)。
さすがにフレッシュ。食べる前からかなり清涼な香りが立つ。
スープを口にしても、麺を啜ってもツンと鼻を刺し、口中に香りまくる。
わざわざ柚子と銘打つわけだ…。
ミクロに感じようとすれば、青臭く、仄かに柑橘類の苦味すらある。
先にあげた店なども、ここまで柚子柚子してる店はないです。
基本は鶏ベースといった感じのサッパリ味ですが、食べ応えもあります。
チャーシューは厚く柔らかい…(バラじゃないと思うので)ロース。
半熟の味玉が半分、大葉や三つ葉を刻んだもの、メンマ、ネギ。
もっとチャンとした舌だったら、いろいろ問題があるのかな。
ノーマルの柳麺だったら弱いのかもしれない。
確かにメンマを自分とこで戻したりはしてないでしょうけど。
でも、某店(先に挙げた中の1店)とどこか似たような印象を受けました。
あの店があそこまで人気を得るなら、この店がもっと評価されていいと思う。
かたやその激戦区では必ず名前があがる名店、
こちらはまったくもってスルーでしょ。そこまでの差はないと思うなあ。
俳優なら笹野高史さんに演じて欲しいような、年配のご主人。
とても愛想良く、力強く湯切りをしてる姿からは、マジメさが伝わります。
しかもこのドンブリ、ラ博だか佐野実さんだかが開発した
有田焼のラーメンドンブリじゃなくって?
ファンというか固定客がついているようで、みんな席につくと迷わずに注文する。
色んな意味でちょっとびっくり。
まったくノーマークでしたが、いいラーメンでした〜。

