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青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター他。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2008年01月25日

モンゴルマン

…で、前回の続き。
9時で出てってくれという放送で、不快な目覚め。
「みんなと別れたら、どこで食べて帰ろうか…」と思案中。

そこで、M井くんがポロリと一言。
「『中本』って1回食ってみたいんだよね〜ん」

それで思い出した。亀戸店がオープンしたのだ。
ということで、3人で亀戸へ移動。
店には10分前くらいに到着。先にシャッター2名。
骨まで凍るような寒さの中、開店を待つ。
開店時には20人以上が並んでいた。サスガだ。

で、ガッツリと食う。
野菜はドロドロ過ぎ。ちょっとスープ弱いか?
麻婆豆腐が端じゃなく中央に掛かっているので難儀した。



食後、M井くんも汗だくで
「初めはこんなの食えっかー!って思ったけど、ウマいね。
 近くにあったらまた来てもいいかなって思った」

早くも中毒症状が。ジャンキー誕生。

「てゆーか、定食の麻婆をご飯にかけちゃダメだね。
 辛さの逃げ場がなくなっちゃうじゃん」

そうね。ご飯がオアシスに感じるって凄いことね。

「でもさー、ぜんぜん落ち着いて食えねえよ。
 アオリがすげーんだもん。あれは勘弁して欲しい。
 『ラーメンをわかってるならとっとと食って出ろ』的な。
 ありゃねーって。オレの性格的にキツいわ…」

そう、M井くんは気遣いの人なのであった。

我々の前のお客さんが帰っちゃって、そしたら
「次はお前らの番だ、早く食ってどくがいい」
という視線が視界の端に痛い。
店員がチラって見てるのも、客には意外にハッキリわかるんだよね。
「『まだ食い終わらないのかよ』って思ってんだろうなあ…」
って、ただでさえ汗まみれなのに、イヤな汗まで出てくる。
中本はどの店舗でも、開店と同時に来たことはなかったからな。
隙間に入っていけば、そんなプレッシャー感じないんだけどね。

でも確かに「順番に食い終わって帰れ」的な空気を出す店ってある。
店員も、そして客も。
決まったロットで作ってる入れ替え制の店だと、常にそういう雰囲気だし。
あれじゃもう食事じゃなくて競技だよな。

最後はプレッシャーとの戦い。
「今どきますよ、さっさと食ってどくから待ってよ!」
と心の中で絶叫しつつも、さりとて残したくはない。
スピードをガンガン上げた。

辛い熱い辛い辛い熱い辛い辛い痛い辛い、…

それはもはやイーターズ・ハイ。いやホット・ハイとでもいうか。
妙な恍惚感を味わった。
それまではひとつの味として「辛ウマい」という印象だったのが、
「辛さ」と「ウマさ」がどんどん分離して感じられたね。
辛みが唇や舌をザスザス突き刺してくるけど、舌の奥から喉を落ちる時には
コクと香ばしさが通り抜けていく。という。

味って、受け手の状態でもかなり違う。
気分、体調、食べ方、などなど。
そしてスピードってのもあるよな、と改めて考えたのだった。

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この記事へのコメント
気分、体調、食べ方。まさにそのとおり。あせって食べるのは好きじゃないから食べないほうがいいとか思ってしまうこともある。
Posted by satomi at 2008年01月26日 03:08
●satomiさん
気分が体に与える影響って凄いですよね。
簡単な計算問題やっただけで血流が悪くなるんだし。
そうすると、味覚にも少なからず影響があるわけで、
科学的にみてもきっとマズく感じるのでしょうね。
Posted by 青木 健 at 2008年01月26日 15:19