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青木 健
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青木 健(あおき けん)イラストレーター。 日本初のラーメン専門誌「月刊とらさん」にて漫画を連載中! ラーメンは数ではなく愛がモットー(1週間で29杯が最高)。 ラーメンをテーマにしたTシャツ屋さん【ラ部】を運営中!
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2008年05月20日

店の支配者

アンパンマンの歌詞が、涙なしには聞けません。

それはさておき。


前エントリーに書いた、レコーディングを手伝ってくれたF君。
そのとき彼から聞いた「天下一品」江古田店における、
ふたりの店員オバちゃんの話。

ずっと前、彼は「醤油ラーメン」を食べに行ったそうだ。
だが、その当時に働いていたオバちゃんAが、ひどく横暴だったという。
オバちゃんAは、F君が「醤油ラーメン」を頼んでも

「いんや、アタシにはわかる、あんたはコッテリ」

と言い切り、「いや、ほんとに醤油ラーメンを…」という彼の言葉も無視して、
コッテリを食わされたらしい。
F君は「二度と食うか!」と憤慨したとのこと(ごもっとも)。

で、それから数年が経った最近のこと。
F君、久々に行ってみた。
店のオバちゃんも、オバちゃんBに変わっていた。

F君が店で食べていると、3人組の学生風情が入ってきたのだが、
その3人組が席に着くなり騒ぎ出した。
まあ、江古田は3つの大学に囲まれた学生街だから、
パーが多いのはしょうがない。
でもその時はちょっと頭に来るくらいうるさかった。
F君も「少し注意すればいいのに…」と思っていたら、
オバちゃんBがある行動に出て、3人を黙らせたというのである。
ただし、一言も注意をせずに。

その驚くべき方法とは…

その、バカ3人組の前を通るときだけ、

「はいいらっしゃいませーーッ!!!」
「お一人様こちらどうぞーーッ!!!」
「お待たせしました!! コッテリですーーーッ!!!」


と、絶叫と言っていいくらい、もの凄い音量の声になるというもの。
それは3人組の騒ぎ声よりもずっと大きな声で、
やがて3人組は黙ってしまったのだった。

凄いですね〜。
相手がパーだけに、半端に注意しても聞き入れないかもしれない。
ちゃんと注意をしたら反発したかもしれない。
言い争いみたいになっても、客はゲンナリする。
出て行ったとしても、やっぱり悪い空気は残る。
それに比べて、毒をもって毒を制するというか、見たことのないスマートさ。

F君は心の中で惜しみない拍手を送り、
そのとき、店の評価もガラリと変わったそうである。

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この記事へのコメント
あ…あの…
パーって(笑)
先日久しぶりに、イ○レポンチって聞いた
時以来の衝撃です。
しかし、オバチャンあっぱれですね。
Posted by EBI at 2008年05月20日 23:05
●EBIさん
いやー、学生のときはわたしもかなりパーで。
「アーパー」にするか「パッパラパー」にするか
悩みましたが、シンプルに。
「イ○レポンチ」も死語中の死語ですね。

お店って、いくら味が美味しくても、
この手の対応次第で行きたくなくなります。
Posted by 青木 健 at 2008年05月21日 01:03